世にいう「ポジティブシンキング」や「引き寄せ」というのは、迷信めいたことにすぎないと思っている人もいるかもしれない。でも、現実的に効果がある、というお話をしてみよう。
「引き寄せの法則で宝くじが当たる」とかいう話をするのではない。もっと具体的で現実的なことだ。
極端に怒ったり、喜んだり、悲しんだり落ち込んだり、ストレスを感じたり、快楽であったり不快であったり、興奮したり、感情の変化はいろいろあるけれど、これらの感情のたびに貴重な脳内物質が消費されていくことをご存知だろうか?このことは意外に知られていない。
ストレスが高じてうつ病になる人は少なくない。ストレスのたびに、心を安定させるセロトニンなどの脳内物質が使われ、心の安定が壊されるからだと言う。なんと、ストレスだけでなく、極端な喜びでも同じようなことが起こるのだ。精神を安定させるためのいろいろな物質が消費されてしまい、かつ、脳内でもいろんな変化がおきていき、負担になる。
常時、ストレスや感情の上下にさらされている人は、内部の「安定剤」「安定装置」が極端に不足している。普段、「安定剤」がどんどん使われて、あっという間になくなってしまうからだ。このため、「極端な喜びと極端な落ち込みの間を往復する」ような不安定な状態に陥ってしまうのだ。
だが、悪影響は、これだけでは済まない。ここからが、恐ろしいところ。
そもそも、人間が判断したり、考えたり、行動したりするには、脳内のさまざまな物質や機能がバランス良く順調に働いている必要がある、ということが最近の研究でわかってきたのだ。よい考えや優れた判断力、行動力が発揮されるときは、すべてが非常にバランス良く動いているときなのだ。
ストレス等で、貴重な物質がどんどん消費されてしまい、必要な物質が足らない人の場合はどうなるだろう?
バランスのよい状態にならないので、思考能力は低くなり、感受性や認知能力も低くなり、行動力も低くなる。
感情のみならず、「あらゆる能力」が落ちてしまうのだ。
うつ病だけでなく、対人援助の福祉関係の職業の人は、「バーンアウト(燃えつき)」という状態になりやすいことが知られている。普段、意図的に感情を表に出して、相手を安心させたり喜ばせたりしなければならない職業だからだ。その上、ストレスがたまる。うつ病と同じような状態になっていく。
この傾向は、歳を取るほど、そして男性より女性のほうが、より大きいことも知られている。
歳をとると、前頭葉の機能が落ちてくるため、沈着冷静で理知的な判断よりも、感情や情動のほうに振り回されやすくなる。
また、女性の場合、男性と較べて安定剤が少し少なめであることも知られている。
中高年以降の人や、女性の場合、感情のナビゲーション(「コントロール」ではない。強引にコントロールするのではなく、ナビゲーションである)が予想外に非常に重要だ、ということになる。
いわゆる「ポジティブシンキング」や「引き寄せ」も、これに類することを含んでいる。
「豊かに満たされた、心穏やかな状態、自然で穏やかな状態」というのが、人間にとって最大の能力を引き出す、重要なことなのだ。
だが、「願望を念じて、必ず叶うと思え、そして喜べ!」みたいな部分は、無理矢理やれば逆効果であることは上の話からもわかるだろう。「極端に喜ぶことによっても大切な物質が失われてしまう」からだ。また、叶わなければ、「ストレス」になって、これも、貴重な物質が失われてしまう。
心穏やかで自然であることによって、大切な脳内物質を温存することができる。
また、正しい生活習慣によっても、大切な脳内物質を温存することができることが知られている。
心穏やかで自然であり、正しい生活習慣であることによって、最高の判断力と最高のパフォーマンスを生み出すことができる。
初期の仏教において、そういう状態を目指しているのはたいへん面白いが、別に瞑想をしてすべてを捨てる必要もない。
心穏やかで自然であることが言外に非常に重要なのだ。
「引き寄せの法則で宝くじが当たる」とかいう話をするのではない。もっと具体的で現実的なことだ。
極端に怒ったり、喜んだり、悲しんだり落ち込んだり、ストレスを感じたり、快楽であったり不快であったり、興奮したり、感情の変化はいろいろあるけれど、これらの感情のたびに貴重な脳内物質が消費されていくことをご存知だろうか?このことは意外に知られていない。
ストレスが高じてうつ病になる人は少なくない。ストレスのたびに、心を安定させるセロトニンなどの脳内物質が使われ、心の安定が壊されるからだと言う。なんと、ストレスだけでなく、極端な喜びでも同じようなことが起こるのだ。精神を安定させるためのいろいろな物質が消費されてしまい、かつ、脳内でもいろんな変化がおきていき、負担になる。
常時、ストレスや感情の上下にさらされている人は、内部の「安定剤」「安定装置」が極端に不足している。普段、「安定剤」がどんどん使われて、あっという間になくなってしまうからだ。このため、「極端な喜びと極端な落ち込みの間を往復する」ような不安定な状態に陥ってしまうのだ。
だが、悪影響は、これだけでは済まない。ここからが、恐ろしいところ。
そもそも、人間が判断したり、考えたり、行動したりするには、脳内のさまざまな物質や機能がバランス良く順調に働いている必要がある、ということが最近の研究でわかってきたのだ。よい考えや優れた判断力、行動力が発揮されるときは、すべてが非常にバランス良く動いているときなのだ。
ストレス等で、貴重な物質がどんどん消費されてしまい、必要な物質が足らない人の場合はどうなるだろう?
バランスのよい状態にならないので、思考能力は低くなり、感受性や認知能力も低くなり、行動力も低くなる。
感情のみならず、「あらゆる能力」が落ちてしまうのだ。
うつ病だけでなく、対人援助の福祉関係の職業の人は、「バーンアウト(燃えつき)」という状態になりやすいことが知られている。普段、意図的に感情を表に出して、相手を安心させたり喜ばせたりしなければならない職業だからだ。その上、ストレスがたまる。うつ病と同じような状態になっていく。
この傾向は、歳を取るほど、そして男性より女性のほうが、より大きいことも知られている。
歳をとると、前頭葉の機能が落ちてくるため、沈着冷静で理知的な判断よりも、感情や情動のほうに振り回されやすくなる。
また、女性の場合、男性と較べて安定剤が少し少なめであることも知られている。
中高年以降の人や、女性の場合、感情のナビゲーション(「コントロール」ではない。強引にコントロールするのではなく、ナビゲーションである)が予想外に非常に重要だ、ということになる。
いわゆる「ポジティブシンキング」や「引き寄せ」も、これに類することを含んでいる。
「豊かに満たされた、心穏やかな状態、自然で穏やかな状態」というのが、人間にとって最大の能力を引き出す、重要なことなのだ。
だが、「願望を念じて、必ず叶うと思え、そして喜べ!」みたいな部分は、無理矢理やれば逆効果であることは上の話からもわかるだろう。「極端に喜ぶことによっても大切な物質が失われてしまう」からだ。また、叶わなければ、「ストレス」になって、これも、貴重な物質が失われてしまう。
心穏やかで自然であることによって、大切な脳内物質を温存することができる。
また、正しい生活習慣によっても、大切な脳内物質を温存することができることが知られている。
心穏やかで自然であり、正しい生活習慣であることによって、最高の判断力と最高のパフォーマンスを生み出すことができる。
初期の仏教において、そういう状態を目指しているのはたいへん面白いが、別に瞑想をしてすべてを捨てる必要もない。
心穏やかで自然であることが言外に非常に重要なのだ。