新型コロナウイルス感染拡大予防のための休校措置について、
高校はどのような対応なのか?
長女が通う地元の公立高校の例をお伝えしたいと思います。


小学校・中学校に比べると、高校はあっさりとしています。

休校期間は、とりあえず、3月2日(月)~3月13日(金) の2週間。

ただし、もともと、2月28日に高校入試、3月9日に合格発表がある関係で、
2月28日(金)~3月9日(月)は休校(校内立ち入り禁止)でしたから、

実質、4日間の休校延長となったんですね。

 

 


ただし、実は、3月10日から1・2年生は学年末試験が予定されていました。

これが、中止になったんです!!
 
子どもたちはさぞ、大喜び・・・と思うでしょ?

いいえ!!

学年末試験は、この1年間に学んだことの総ざらいをする大事な機会。

それがなくなったということは、知識の欠損や、思い違い・勘違いを抱えたまま、
自分の間違いに気づかないままに大学入試に挑むということになりかねないのです。

それに気づいた子たちは、

休校中の今、

必死になって、家や地元の図書館で勉強しています。


己の足らざるを知る者ほど、このピンチを重くとらえ、
それをチャンスに変えるべく、努力しているということでしょうか。


それにも増して、子どもたちの心を切なくさせているのは、

 
卒業式。

予定通り、3月14日(土)に実施するのですが、
卒業生、学校職員のみ出席、1、2年生は登校禁止。
保護者も参列できません。

在校生にしてみれば、大好きな先輩方に感謝を言えないままにお別れになってしまう
保護者にしてみれば、子どもたちの門出を一緒に祝う機会がなくなってしまう

こんなことになってしまった責任がどこにあるのか、問うことは難しいですけど、

学校に関わる者としては、本当に切ないことです。

 

 

例年よりも早い桜の開花が予想されています。

子どもたちの声が聞こえない、静まり返った校庭に、
桜の花だけが例年通りに咲くのですね。