読了:海辺のカフカ/村上春樹 | 路地裏探偵

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日々の出来事のつぶやきです。

読みましたよ、今更ですが。
しばらくぶりに春樹ワールドに引き込まれました。面白かったですね、あっという間に読みました。

感想を一言で言うと「やっぱり、腑に落ちない(笑)」です。なんといったらいいか、この人の作品は、ファンタジーを想定して読んでいないので。
不思議なことが最後までそのままで終わる感じ、これが春樹ワールドなのかもしれないけど、「あ、そうか、こことここがこんな風につながっているのね。合点がいきました」と言うようにならないのが、なんかもどかしいのですね。
なんか「オチ」というか「それなりの解答」が欲しいんだな。
私が好きな「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の世界観と雰囲気似ているかな。

あと、もう一つ感じたのは「銀河鉄道999」に似ているなと。
メーテルは「男の子が青春の途中に見る幻」でしたよね。設定は違うけど、「親の呪縛(笑)から逃れたい」「自分は何者なのか」「どこへ向かえばいいのか」と主人公が感じるあたり、似ているかな~と感じました。

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