最後の3行
毎日お祈りした。
ベッドの中で。ちゃんと手を組んで。
思い付くありとあらゆる神様に。
ミルヒとずっと一緒にいられますように。
ミルヒが元気で幸せでありますように。
ミルヒの毎日がうれしいとおいしいと楽しい
だけでつくられますように。
かわりに私の寿命を差し上げます。
ミルヒに下さった分だけ私の生命を削ってください。
だからどうかどうか神様
同じ日の同じ時間に私とミルヒを一緒に
天に召してくださいますよう。
でももしミルヒの毎日が
痛い辛い苦しいばかりになってしまうなら
今のお願いはなかったことにしてください。
神様たちが叶えてくれたのは
最後の3行分のお願いだけ。
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