この記事をご覧の方は、経理への転職をお考えだと思いますが
結論として、その判断は正しいです。
というのは、現状経理の人材は圧倒的に人手不足だからです。
大手求人サイトを見ると、経理で多くの求人が出ているのでそれが証拠です。
会社の規模にもよりますが、経理部が無い会社はありません。
ただ、なぜ人手不足なのでしょう。
一つは、そもそも、経理になりたいと思う人はあまりいません。
小学校の将来の夢で、「経理マン・経理ウーマン」というひとはいませんよね・・・
それは冗談として。(笑)
経理の仕事が地味で目立たないイメージがあるので仕方がないと思います。
税理士や公認会計士は、会計職の花形ですので、目指す人は多くいるでしょう。
とはいえ、最近はAI化が進み、経理職は無くなるといわれており、
目指す人は少なくなってはいます。
そうなると、現状経理で仕事をしている人はどういう人がいるのかというと
主に下記のような人たちです。こういう方たちが就きやすいです。
1.税理士、公認会計士試験を諦めた人
2.社内の他の部門からジョブローテーションで就いた人
3.銀行からの天下り、銀行からの出向
4.経理をやりたいわけではないが、忙しくなさそうだと思って入ってくる人
単純に見て、あまりモチベーションが高い人たちではありません。
もちろん!すべての人ではないですよ!
経理の方々で気分を害された方は、申し訳ございません。
ちなみに私は、1~4ではなく、純粋に経理の仕事がしたいと思って、会社に入社しました。
当時の上司にも珍しいと言われていました。
当時、経理が未経験ではありましたが、日商簿記2級を前職のシステムエンジニア時代に取得していたので
上場企業の経理に採用していただきました。
なぜ目指したのかというと、経理の仕事の重要性と付加価値の高さを理解していたからです。

私は前職のシステムエンジニア時代は、基幹システム(ERPパッケージ)の追加開発を行っておりました。
※ERPパッケージとは、会社の受発注や生産、在庫などの会社の中枢機関を担う総合的なシステム
そこでは、クライアントの情報システム部から、「こういうシステムを作りたい。」と言われ、開発を行います。
「これくらいの開発だと、金額XXX万円ですね。」なんてお金の見積りの話もあります。
そのときに、情報システム部の方は、予算オーバーで経理部に怒られるという話をしていました。
それからいろいろ話を聞いていくと、経理部は予算のコントローラ(管理役)であることに気が付きました。
いくら、すごいシステムを開発できたとしても、予算のコントローラがOKを出さないと、動かない。
もちろん、経理部員自体に決済権限があるわけではありませんが、その上にいる管理部長や取締役が管理役であることは間違いありません。
経理は、経営管理の略であり、会社の根幹の経営を管理する部隊です。
いままで、ただお金の入出金管理と数値を集計したり、経費精算を管理してるだけの人だと思っていました。
また、経理部は会社の数値情報をすべて握っているので、営業や生産などの実効部隊など全社と繋がっています。
それに伴い各業務を把握していないと、数値情報を集計してくることができません。
多くの情報を握っているため、業務の改善提案を一番出しやすい部門でもあるのです!
それから、整理すると、経理の仕事を示すと下記のとおりです。
1.会社の予算実績を管理し、方向性をドライブする経営支援
2.全社の業務を改善する中枢
3.会社の損益、資産状況をまとめる財務諸表の作成
4.各種税務申告書の作成・納付
5.上場企業の場合:開示書類対応、監査法人対応など
会社にとって、めちゃめちゃ重要な業務となります。

また、法人税や消費税の申告書作成も税理士に任せず行うところもあり、高いスキルが要求されます。
上場企業においては、金融商品取引法に準拠した財務諸表作成を意識しなくてはいけないため、開示スキルや内部統制など高度な知識が要求されます。
監査法人である公認会計士とも会計基準について議論しなくてはいけませんので、継続的なスキルアップの必要があります。
そして、経理は出世すると、課長→部長→管理本部長・取締役と経営に近いポジションになっていくため、年収が高い傾向にあります。
また、経営コンサルタントとして転職する道もあります。こちらも高い年収となります。
そんな重要な仕事にも関わらず、あまり認識されておらず、経理への希望者は少なくなっております。
なので、チャンスなのです。
希望者が少ない割に、重要で付加価値が高い仕事のため、やる気になれば就くことができます。
税理士や公認会計士は高いハードルがありますが、経理部になること自体は高いハードルではありません。
どうですか?経理を目指したくなりましたか?
独立開業を目指すのであれば、税理士や公認会計士を目指すのもいいですが
もし、よければ経理の仕事も検討していただけたらと思います。
少しでも、前向きに経理の仕事をしてくれる人が増えてくれると私としても嬉しいです。
紙書類の電子化や働き方改革の推進は経理部でも役割を担っています。
テレワークの推進には、紙の電子化は必須で、それは経理部でしかできません。
新しい時代へ推進する一員になりましょう!

転職は、非常に重要で重い決断です。
世間では転職が当たり前で、重く受け止める必要はないかもしれませんが、
その転職する当事者に取ってみれば重い決断です。
本当に今の会社に行きたくない。と思っているのであれば、すぐに辞めたほうがいいです。
自分らしく生きられる仕事は、必ずあります。
社会のすべてが嫌な会社だけではありません。
一生懸命考えて、自分なりの答えを出してほしいと思います。
その答えの一つに経理の仕事も考えるきっかけになればと書きました。
で、重要なことを書き忘れました。
経理になるために必要なこと、スキルは?
まず、基本スキルである日商簿記検定が必要です。
できれば独学でなくスクールか通信教育を受けてください。
ただ、本を読むだけでは意味合いが理解できなく、ただの暗記となります。
TACや大原などを調べてみてください。
少しお金がかかりますが、将来への自己投資です。数万円なんて誤差です。
仮にすぐに転職したいという方については、現在学校で勉強中ですと言えば
資格がなくても非常に説得力があり、誠意が伝わります。
そして、全社の各部門との連携があるのでコミュニケーションスキルが重要になってきます。
コミュニケーションに自信が無い方はたくさんおられると思います。
私自身もまったく自信がありません。
ただ、それは時間とともに社内で顔を覚えてもらい、話ができるようになればそれでOKです。
初めのうちは気にする必要はありませんが、将来的には話をしていくことも必要になります。
で、その心づもりができた後は、転職サイトで応募です!
経理部は、基本的に新卒採用でなく中途採用が多く、
欠員募集か、業務拡大による増員募集です。
なので、転職サイトへ登録しましょう。
有名どころは抑えておきましょう。
エージェントへの相談も効果的です。
エントリーシートの作成支援や面接対策も行え、すべて無料ですのでおすすめです。
みなさまの新しい仕事が支援できたら嬉しいです。
もし、ご質問がありましたら、お気軽にメッセージをください。
経理の仲間が増えるのは嬉しいですので、お力になります。(^^)
ツイッターもやっていますので良ければ、フォローお願いいたします。



