わたしの人生、どん底だと思う。
東日本大震災で、家族を亡くしたひとは、悲劇。
わたしのは悲劇ではない。でも、どん底人生。
始まりはいつだったんだろう。
とりあえず思い浮かぶのは、会社の倒産かな。
でも、あのときは、社内の人と付き合ってたわけじゃないし、
お給料は出ていたし、あまりどん底だと感じなかった。
でも、やっぱり倒産。
大きな倒産だったから、会社の名前は出しづらくなってしまうし、
いろいろとダメージはあったと思う。
だって、倒産を経験する人って、そんな多くはないでしょう。
リーマンショックより以前の、バブルがはじけた直後のこと。
倒産の直前って、がたがたっと崩れていくのがよくわかるの。
もちろん、倒産を知るのはニュースなどで知るから一般の人たちと同じタイミングだけれど、
その前から会社の状態はがたがたと音をたてて崩れていくように
信用がなくなっていく。
それまではお金を振り込むのも、一か月後でよかったのが、
即刻小切手で持参しないと取引すらしてもらえなくなったり、
いろいろなところから内容証明が届いたり。
そして、ある日、満を持したように、ニュース速報が流れる。
ああ、とうとう。
そのテロップを見たときのこと、よくおぼえてる。
不思議とショックはなかった。だって、生活支えてたわけじゃなかったし、
まだ数年勤めただけだったから、愛着があったわけじゃないし。
明日の朝は会社に行くのかな~なんて考えながら寝たっけ。
債権者が押し掛けてくるかもわからなかったから、
女の子は出社なしと連絡がはいり、映画を見にいったのよね。
大した混乱もなく、倒産一日目は過ぎて、二日目は出社。
それ以降のことははっきり覚えていないけれど、
管財人がやってきて、いい方向に向かえるように
頑張ろう、と、集まったのを覚えてる。
倒産しても、正確には、会社更生法の申請だったから、
翌日から仕事なくなるわけじゃないし、再建する方向に向かうから
新規の案件はなくなるけれど、やることはたくさんあった。
