みなさんは「クレーム」を受けたことはありますか?

クレーム=言いがかり

僕も経験があります。とても無理な事を要求をされたこともあります。

休日に今すぐ来いと言われ飛んで行ったり、連日長時間電話で罵声を浴びせられたり、道端で土下座もしました。

理不尽なクレームをぶつけられると人間不信になってしまいます。

しかし

そもそもクレームって「改善要求」です。

「言いがかり」にするのか、しないのかはこちらの受け取り方次第ではないかと思っています。

会社に「期待」しているから、永く付き合いしたいと思って「ご意見」をくださる。

すごいキレイゴトを言うようですが僕はそう思うようになりました。

だから、何か言われる時は一度、

先入観を捨て真っ新な心で「聴く」ことを心がけました。

 

というのも、僕が初めて「クレーム」を受けたお客様が、また素晴らしい方だったのです。

 

営業になりたてのころ

「見積もりの金額を間違える」というミスをしました。

このことでお客様は

「今日は帰ってください。上司に報告して見積もりを作り直してください。」とお怒りになりました。

建築の見積もりは項目が非常に多いんです。

僕は心の中で「ひとつだけ、しかも数円間違えただけなのに、なんでそんなに怒るんだ↓

気の短い人だな・・・これは大変だ・・・」と思っていたんです。

上司に報告すると事が大きくなります。

会社に戻って見積もりを作り直す、次にいつに伺うか調整する、連絡をする・・・ちょっとしたことも確認やらで1日作業になってしまいました。

その日のうちに上司と伺い、訂正見積もりを提出し、なぜ間違えたのかをお伝えし謝罪しました。クタクタでした。

 

でもお客様は、気が短くてお怒りになったわけではなかったんです。

「他のお客さんのところで同じことをしてしまわないように。」

そうおっしゃいました。びっくりしました。

怒るって、エネルギーがいる割に、嫌われる、今後の関係がギクシャクするから嫌です。

それを、今回初めての担当者に、その担当者が他で同じことをしないように「怒る」って、すごいと思いました。

 

今思うと当時の僕は、身なりも話し方も営業として「安心感」がなかったと思います。

「この人大丈夫?」と思ってたら、金額間違えてきた。

こんな人に大事な家を任せれない!!

そう思われたんだと思います。

みんなそう思うはず、だから、書類くらいはキチンとできるようになって!

そんな風に思ってくださったんじゃないかなと思っています。

逃げるのか?

 

2月 03, 2017

会社を辞める時は、色んなことを言われました。

その中でも、とくにひっかかった言葉が「逃げ」

 

「お前はなんとか理由をつけて、ここから逃げようとしているんだ。辞めるってのは逃げだそ。逃げるのか?」

 

そうなのか。僕は逃げようとしているのか・・情けない。逃げちゃダメだ。ここで踏ん張って耐え凌がないといけない。そう思いました。

逃げって、とても情けないことのようで、男としてのプライドが許さないわけです。

 

だけど、その言葉に違和感は感じていました。

逃げ逃げ逃げ・・・・

考えているうちにハッとしました。

 

社会人として働いていると「それは仕方がない。諦めろ。」と言われることが多々ありました。

家族を養うためだから仕方がない。

会社の方針だから仕方がない。

そういうものだから仕方がない。

だから諦めようよと言われるのです。

 

でもいろいろなことを

「仕方がない」と諦めて

自分自身の気持ちから逃げているのはどっちなんだ?とふと思ったんです。

 

僕は自分の思いから逃げたくはなかったんです。

自分で考えて行動することから

僕にとっての幸せを守ることから

逃げたくなかったんです。

 

楽だから

いろいろ考えてプラスマイナスすると

まぁ今の会社でもいいや!なんて

適当にしたくなかったんです。

それって会社にも、お客様にも失礼だと思いました。

 

真剣に生きることから逃げないことを選択しました。

営業未経験の僕は、密かにこう思っていました。

「営業は気持ちが大事。気持ちでぶつかっていけば大丈夫!」

 

イメージだけでそう思っていました。

靴底がすり切れるほどに歩き回り

お客様に正面からぶつかり、飛び込んでいく。

気合い、気力で契約は取れる!

 

ドラマとかで、そんなイメージがついたのでしょうか。

間違いではないと思いますが、

僕は気合いだけで契約は取れませんでした。

ある先輩が「営業は、女を落とすのと一緒。」と言っていました。

なんか嫌な言い方・・と思いながら、でも営業ってそうゆう世界なのかなと悩みました。

 

書店に並ぶ本のタイトルは

「たったこれだけで!」とか

「一瞬で!」とか

「魔法の!」とか

スーパーマンになる方法を歌っています。

そんな本もたくさん読みました。

でも、僕にはできない内容でした。

 

社内には「スーパー営業マン」がいました。

全国トップ5本の指に入る人が2人も。

みんなどんどん契約していくんです。

リフォームで一件6,000万円の契約を取ってくる人もいて

もう「すごいな・・・」の一言でした。

 

ところで、本を読み漁った僕が実践したのは「コツコツ積み重ねること」でした。

え!?と思われるかもしれません。。

僕には、その方法が合っていたんです。

当たり前のことを、当たり前にする。

あいさつ、自己紹介、傾聴、提案、お礼・・・

焦らず、ひとつひとつを丁寧にする。

話が上手ではない僕はお客様に対して時間をかけれるために、

自分の作業は限りなく効率化しました。

 

そうしているうちに

お客様に認めていただき契約も少しづつ増えていきました。

金額も小さな契約でした。

でもそれが本当に嬉しくて、誇りに思っていました。

僕が感じた営業とは、筋肉みたいに少しづつ少しづつ身になるものでした。

 

不思議なことに、小さな契約をしてしっかり工事も納めた後には、それより少し大きな契約が出てきます。

まるで、ステップが準備されているかのようにです。

契約していただける額、工事の規模がゆっくりゆっくり大きくなっていきます。

不思議でした。

 

次のお客様が決まっていなくても、今のお客様に誠心誠意勤めていると、自ずと次の契約に繋がるので、良い循環となりました。

自分に合った営業方法が見つかった時期でした。

実践型読書サラリーマン!

高校を卒業し、その後は建築現場作業員として働き
その後大手ハウスメーカーの面接に応募しました。


木造系の超大手メーカーでした。
僕は高卒ですが、意気込みを買っていただき見事入社!
(今思うと、かなり運が良かったです・・)

しかし入社してからの日々は非常に厳しかったです。
有名大学を卒業したエリート集団とスキルの高すぎる新入社員!!
そんな間で中途採用高卒の僕は、ある程度実力を見せないといけません。

ですが、右も左もわかりません。
組織の中での生き方も知りません。
パソコンさえキーボードがロクに打てないくらいのスキル。
営業としての交渉力も経験自体なし。
天才肌に生まれたかった!!本当にそう思いました。

また社内は ”皆ライバル” 戦場です。
質問したくても、「質問の質」を問われます。
あまり初歩的なことを聞くわけにはいきません。
営業ノウハウなんて、「秘宝虎の巻」ですからまず聞き出せません。

本当は、秀吉のように上手に立ち回り人間関係力を駆使して上司の懐に入れてもらえれば
良かったんですが、そのスキルもないんです。
反対に、思ったことを率直に言ってしまうんです。かわいくないですね。

自力で頑張りました。
けれど、まぐれが数回で契約数はほとんどゼロの月が続きます。
まるっと一年、どん底営業マンでした。
上司に叱られ、お客様に叱られる日々。
そんな僕に近づくと、ダメな気が感染るとばかりに
社内の人々は離れ、孤立します。
普通なら、辞めないといけなかったんでしょう。
早く辞めてくれという空気はヒシヒシと感じていました。
会社への電話に出ると「お前は出るな」と圧力をかけられたこともありました。
それでも「辞めるにしてもこれじゃ給料泥棒だ!」と最低限結果を出すまではと居座ります。

できることは「本を読み漁ること」
そしてそれを実践することでした。

本をちゃんと読んだのは、人生でこの時が初めてでした。
初めて買った大きな本棚から本がハミ出しました。

時間を見つけては、本の中にヒントを探す日々。
ヒントはあっても答えはありません。
ヒントを抱えて実践あるのみ!

試行錯誤の長い日々が続きました。
超大手ハウスメーカーを退職。
辞めました。

5年間精一杯やってみて
営業としてそれなりの数字を上げて
だんだんまわりにも認めてもらえて
居心地もよかったのに、です。

辞めると言ってから
リーダー、上司、統括、支店長、人事部と
たくさんの関門がありました。

「大手で生涯を過ごせれば安定しているよ!」
「世の中甘くない!建築で独立なんて自殺行為だ!」
「この会社の、どこが嫌なんだ?」
「出来なくて仕方なくクビになる人間もいる。
出来ていて何故辞める?絶対後悔するぞ。」
「大手で休みも取れて給料も安定。それをみすみす捨てるのか?」
「お前は世の中を知らないんだ。」
浴びせられる不安の言葉の数々。。

結婚して
妻が妊娠したタイミングに退職なんて
上司も、同僚も、何を考えてるんだ!と
首を縦にはふってもらえなかった。

でも辞めました。
「もうやーめた!」なんて軽い感じじゃありません。

辞めたからって、次の就職先があるわけでもないです。
大手だから辞めたら繋がりなんて全て消えます。
意外と蓄えはない・・
あるのは不安だけ。

なんでそんな状況なのに辞めたの?
・・・
サラリーマンを辞めたことを正当化する
説得力のある言葉なんてないです。

『一人でも世の中を変えれる時代が来ている!!』なんて、
ITの力を借りれば一人でどんなことでもできそうに錯覚する言葉が溢れてます。
僕にはITスキルは全くない。天才でもない。
後ろ盾はまったくない、コネもアテもない。
ないないづくしです。

独立って言葉はかっこいいけれど
要は ”不安定な個人事業主”

さて、ここからどうしよう?