舞台『海坊主』のことを振り返ります。
御来場頂いた皆様、宣伝や応援してくださった皆様、誠に有難うございました。
まずは役者ブログでは書かなかった裏話を。
◎即席ウエートの作り方。ばっかりばっかりの舞台では、字幕付きの本番ですので
字幕を投影する白幕(スクリーン)が不可欠となります。
ということで、幕のコンディションがとても大事になってきます。
「幕が揺れないようにウエートを作らにゃ・・」
と、突然その場で思いついて作ったのが この画像のウエートでございます。

材料は2Lの水のペットボトルと軍手一双とクリップ。
水の入ったペットボトルの上下に、軍手を履かせて
軍手の指と幕をクリップで挟めば幕の固定完了!!
・・という感じで出来ましたww。
大量の軍手が余ってるとき、お水が安く調達できるときは
現場で用意できるので便利ですよ~。
更に中の お水は移し替えて(※代わりに水道水を入れたウエートは頑丈にフタをして)、役者の給水にも使えますw。
舞台仕込みでウエートを忘れたときは お試しあれ♪
◎インタビュー再現シーン飾プロデューサーがナッツのインタビュー時の対応が酷いと
私演じる飾Pがインタビュアーになって2人で再現するシーンですが、
最初に台本を渡された時に
飾Pがインタビュアーとナッツの2役を演じるパターンも試されていたのでございますw。
演出部は どっちのパターンにするか迷ってましたが
私も含め役者陣の意見としては2役パターンはコメディー色が強すぎてしまう・・ということで
2人で再現することになりましたw。
・・今振り返れば2パターン変えるのも面白かったでしょうね(でも、字幕の準備が大変かww)
ということで幻のシーンが存在したのでした♪
☆☆☆『海坊主』を観に来てくださった方の評判は上々。
役者さんらも良い面子が集まって楽しいトコは楽しかったのですが、
今回の舞台はいつもより苦痛が多かったかなーw。
なにせ自身の興味や関心事からとても遠い作品でして
演出部から求められているものとのギャップには苦しみましたねぇ。
特に長い本読み期間が苦痛で苦痛でww。
まぁそれでも作品への思い入れが ほぼ無い状態で
ある意味 常にフラットで作品に対峙できたのは収穫でもありました。
思い入れが強すぎると見えてこないものが増えるから、
客観的に本番に臨めるのは舞台の精度を落とさないためにも必要なことなんです。
あと、作品云々おいといて
フラストレーションは溜まり続けましたねw。
具体的には書きませんが
相手に厳しさを求めるのであれば、自身も厳しくいかねばならんのとちゃう?
・・てことですかね。
そっちのギャップも苦痛でした。
そりゃあ 身体がもたんので
ずっと張り詰めてられないからwユルい部分も もちろん大事!
だけど、個々の甘えに繋げちゃならんよと。
舞台はナマモノなので
些細な言動で士気が上がったり下がったりするのです。
やー、我ながら手厳しいねw。
まぁ今回の置き土産として受けとってくださいませ。
さてさて、今年・・は舞台立つんでしょうかね私?←他人事かwしかし、自身に厳しさを求める・・という意味では
私もアマちゃんなので万全な準備出来てからかなぁ。
これまでもザックリ間が空いたりしてw
自分にとってはブランクはあまり気にならなかったりするのでね。
去年 私を観れた方、ラッキーだと思ってくださいw。