今日は、新しい名刺とデザフェスのPOP制作をしました!
名刺はこんな感じにリニューアルする予定。
明日か明後日には、全どうぶつブローチと、自動人形のかけらブローチをお披露目できそうです(*´▽`*)
前回は胸像さんを載せたので、今回は人形の方を。
やっとこさ彩色に入れました。
目指すは、今週中の完成!
…でも、髪貼り苦手なんですよね。
いけるかしら。
自動人形の欠片ブローチも着々と完成に近づいていますが、今の状態は完全にグロ注意なので、完成予定図だけ載せておきます。
はい。
字がへたくそです。
がんばってもこれなんです哀れんでください。
さぁ、デザインフェスタまであと10日!
がんばりますよー!
☆デザインフェスタvol.37出展します☆
日時:5/18-19 11:00~
【※深緋書店は18日(土)のみ】
場所:東京ビッグサイト 西ホール全館
ブースNo:K-192
チケット:前売り 800円
当日 1000円
前売り券は、各プレイガイドやコンビニ、書店などにて販売中です!
やっとこさ彩色に入れました。
目指すは、今週中の完成!
…でも、髪貼り苦手なんですよね。
いけるかしら。
自動人形の欠片ブローチも着々と完成に近づいていますが、今の状態は完全にグロ注意なので、完成予定図だけ載せておきます。
はい。
字がへたくそです。
がんばってもこれなんです哀れんでください。
さぁ、デザインフェスタまであと10日!
がんばりますよー!
☆デザインフェスタvol.37出展します☆
日時:5/18-19 11:00~
【※深緋書店は18日(土)のみ】
場所:東京ビッグサイト 西ホール全館
ブースNo:K-192
チケット:前売り 800円
当日 1000円
前売り券は、各プレイガイドやコンビニ、書店などにて販売中です!
空想旅行記
『砂の世界』
突拍子もない話だが。
自室のヘッドで眠りについたつもりが、気がつくと砂に体を埋めていた。
事態が飲み込めない。
とても明るい場所にいるようで、視界は白かった。
思考が停止した頭で、さらさらと服の中にまで侵入してくる砂をはたき、立つ。
どうにも足場が不安定だ。
足下に目を向けると、足首までしっかりと砂に埋まっていた。
事態が掴めないまま、光に慣れてきた目を凝らし視線を上げればーー私は、地平線が見える広大な砂漠の真ん中にいた。
柔らかく鮮烈な色の空を見るかぎり、夕暮れ時らしい。
なぜこんなところに居るのだろう。
いつから?
どこの国?
疑問は尽きないが、記憶はいつまで経ってもベッドで眠ったところまでしか戻らなかった。
私は寝間着ではなく、布を巻いたような服を身につけてはいたが、素足だった。
じっとしても埒があかないので、とりあえず歩いてみることにした。
砂が指のあいだを滑っていく感触は、最初こそ気持ちが悪かったが、だんだんと心地よくなってきた。
強烈な暑さだが、湿気がないせいかそんなに辛くもない。
人が誰一人いないこの状況は不安だったが、なんだか楽しくもあった。
滑稽で少し楽しい、奇妙な夢を見ているような。
やがて、日が沈んだ。
砂漠の夜は寒い。
現実的に考えてこれは夢だが、とても夢とは思えない寒さだった。
もしこれが現実だったら、凍死してしまうかもしれない。
そんな考えが浮かぶと、もう悲惨な末路しか想像できなかった。
こんな、何処とも知れない場所で。
夢かもしれないなんて、この現実的な寒さの中では慰めにならなかった。
すると、遠くに人影が見えた。
その人影は、砂の上にも関わらず、跳ねるような敏捷な動きでこちらに近寄ってくる。
恐怖を感じたが、助けてくれるかもしれない。
私はその人物がこちらまで来るのをじっと待つことにした。
その人物は、思ったよりもずっと小さな子供だった。
鋭い目の獣を思わせる、精悍な顔立ちだが、こちらを見て浮かべた笑顔は無邪気なものだった。
ホッとすると同時に、こんなところに子供が一人でいることに驚いた。
すると、私のその様子を見て、子供は口を開いた。
「こちらの世界では、これが成人だよ」
何度もこの反応をされ、何度もそう返してきているような言い方だった。
その子供は、お客さんなんて久しぶりだなぁ、迷ったのかなぁなどと言いながら、私の服の襞に一輪の赤い花を挿した。
炎を思わせる華やかな花で、曼珠沙華によく似ていた。
「これ、暖かいから」
言葉の意味をはかりかねていると、さっきまで冷え切っていた体にぬくもりが戻ったきた。
この花のおかげらしい。
もちろん、体を暖めてくれる花なんて、私は知らない。
聞きたいことはたくさんあるのに、私はなぜかこの状況を当然のように受け入れることしかできなかった。
だって、夢だから。
まるで離人症になってしまったかのように、人事のように眺めている。
「あっ、雨だ」
唐突に子供が口を開いた。
「お客さんの体に雨は毒でしょ。もう帰りなよ」
そして、私の肩を押す。
軽い衝撃だったのに、私はその手に逆らえず、背中から砂の海に落ちていった。
傾く視界に映ったのは、砂漠に降る幾千の花びらと、微笑みながら手を振る子供。
あの花びらが雨なのだろうか。
気がつくと、ベッドの上にいた。
眠る前のように。
胸の上の曼珠沙華と、妙に肌に痛みを残す花びらを取り、カーディガンを羽織って体をおこすと、私はいつもの毎日に戻るための一歩を踏み出した。
『砂の世界』
突拍子もない話だが。
自室のヘッドで眠りについたつもりが、気がつくと砂に体を埋めていた。
事態が飲み込めない。
とても明るい場所にいるようで、視界は白かった。
思考が停止した頭で、さらさらと服の中にまで侵入してくる砂をはたき、立つ。
どうにも足場が不安定だ。
足下に目を向けると、足首までしっかりと砂に埋まっていた。
事態が掴めないまま、光に慣れてきた目を凝らし視線を上げればーー私は、地平線が見える広大な砂漠の真ん中にいた。
柔らかく鮮烈な色の空を見るかぎり、夕暮れ時らしい。
なぜこんなところに居るのだろう。
いつから?
どこの国?
疑問は尽きないが、記憶はいつまで経ってもベッドで眠ったところまでしか戻らなかった。
私は寝間着ではなく、布を巻いたような服を身につけてはいたが、素足だった。
じっとしても埒があかないので、とりあえず歩いてみることにした。
砂が指のあいだを滑っていく感触は、最初こそ気持ちが悪かったが、だんだんと心地よくなってきた。
強烈な暑さだが、湿気がないせいかそんなに辛くもない。
人が誰一人いないこの状況は不安だったが、なんだか楽しくもあった。
滑稽で少し楽しい、奇妙な夢を見ているような。
やがて、日が沈んだ。
砂漠の夜は寒い。
現実的に考えてこれは夢だが、とても夢とは思えない寒さだった。
もしこれが現実だったら、凍死してしまうかもしれない。
そんな考えが浮かぶと、もう悲惨な末路しか想像できなかった。
こんな、何処とも知れない場所で。
夢かもしれないなんて、この現実的な寒さの中では慰めにならなかった。
すると、遠くに人影が見えた。
その人影は、砂の上にも関わらず、跳ねるような敏捷な動きでこちらに近寄ってくる。
恐怖を感じたが、助けてくれるかもしれない。
私はその人物がこちらまで来るのをじっと待つことにした。
その人物は、思ったよりもずっと小さな子供だった。
鋭い目の獣を思わせる、精悍な顔立ちだが、こちらを見て浮かべた笑顔は無邪気なものだった。
ホッとすると同時に、こんなところに子供が一人でいることに驚いた。
すると、私のその様子を見て、子供は口を開いた。
「こちらの世界では、これが成人だよ」
何度もこの反応をされ、何度もそう返してきているような言い方だった。
その子供は、お客さんなんて久しぶりだなぁ、迷ったのかなぁなどと言いながら、私の服の襞に一輪の赤い花を挿した。
炎を思わせる華やかな花で、曼珠沙華によく似ていた。
「これ、暖かいから」
言葉の意味をはかりかねていると、さっきまで冷え切っていた体にぬくもりが戻ったきた。
この花のおかげらしい。
もちろん、体を暖めてくれる花なんて、私は知らない。
聞きたいことはたくさんあるのに、私はなぜかこの状況を当然のように受け入れることしかできなかった。
だって、夢だから。
まるで離人症になってしまったかのように、人事のように眺めている。
「あっ、雨だ」
唐突に子供が口を開いた。
「お客さんの体に雨は毒でしょ。もう帰りなよ」
そして、私の肩を押す。
軽い衝撃だったのに、私はその手に逆らえず、背中から砂の海に落ちていった。
傾く視界に映ったのは、砂漠に降る幾千の花びらと、微笑みながら手を振る子供。
あの花びらが雨なのだろうか。
気がつくと、ベッドの上にいた。
眠る前のように。
胸の上の曼珠沙華と、妙に肌に痛みを残す花びらを取り、カーディガンを羽織って体をおこすと、私はいつもの毎日に戻るための一歩を踏み出した。





