『シラノ・ド・ベルジュラック』
ロスタン / 光文社古典新訳文庫
- シラノ・ド・ベルジュラック (光文社古典新訳文庫)/光文社
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あらすじ
詩人でありながら剣の腕も立つ、快活で心優しい軍人・シラノ。
臆するものなどなにもないような豪胆な彼だが、ひとつ弱点があった。
それは、自分の大きな鼻に対するコンプレックスである。
そんな彼は、美しい従妹・ロクサーヌに密かに思いを寄せている。
最高にロマンチックな愛の言葉を贈る自信はあるけれど、それを贈るのがこんな顔ではダメだと思い悩むシラノ。
そんなとき、同じくロクサーヌに惹かれている美貌の青年・クリスチャンと出会う。
彼は、自分の才のなさ、口下手さに躊躇して、才女と名高いロクサーヌになかなかアプローチができずにいた。
「ああ、優美な言葉が語れたら!」
「颯爽たる美青年の仕官であったなら!」
そんな2人は、お互いの欠点を補いあって、2人で1人の人間としてロクサーヌを口説くことにした。
「俺たち2人で、恋物語の主人公になろう!」
感想
書店ではたいてい『罪と罰』や『カラマーゾフの兄弟』などの古典文学コーナーに置いてある『シラノ・ド・ベルジュラック』。
そのせいでなんだか難しい印象があったけれど、読んでみるととんでもない!
これほど読みやすく、かつ心揺さぶられる大人のための戯曲はそうそうないのでは。
ものすごく語りたいけれど、これは本当多くの人に読んでもらいたいので、なるべくネタバレなしでいきます。
お口チャック!
しかし、今回のあらすじは我ながらなかなかよく作品を捕らえられたと思います(自画自賛)
話の大筋としては、上記のような感じなので、日本文学で言えば、なんだか森見登見彦さんが書きそうな感じ、と私は勝手に思っています。
話の大筋はシンプルでコミカル、そこに、華やかなロマンス(なんてったってフランス文学ですから!)や痛快な活劇、それぞれの生き様や痛々しいほどのせつなさが色鮮やかに溶け込んでいきます。
映画も傑作でした!
原作は戯曲なので、戯曲慣れしてない人はちょっと読みづらいかもしれません。
その場合、この映画をお勧めします。
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もちろん、戯曲を読み終わった人もぜひぜひ見てほしい!
最高にかっこいいシラノとクリスチャン、そして美しく茶目っ気たっぷりのロクサーヌを堪能できます!
戯曲も映画も、シラノとクリスチャンがほんっとーにかっこいいので(シラノの鼻が大きいとか、ほんとどうでも良くなる)、ときめきたい乙女にもおススメです。


