自分を大切にする、という言葉がよく聞かれます。


銀行のコマーシャルにまで使われていますから、きっと「自分を大切にする」はちょっとしたブームなのでしょう。


自分のためにお金を使う。

自分の好きな食べ物を買う。


自分の心が楽しくなる事を優先する。


社会的な役割よりも、本当の自分を生きる。


自分を喜ばせる。


周りの期待に応えるのではない生き方を、多くの人が求めているのかもしれません。


アドラーの嫌われる勇気という考え方がありましたが、その流れなのかもしれません。




自分を大切にする、その具体的手段は、自我を喜ばせるもののように感じます。

満たされない気持ちがあるのなら、物なり経験なりを自分に与えて、気がすむまで自我を満たし続ける。


聞いてほしかった。
甘えたかった。
食べたかった。
着たかった。
など、衣食住と愛着に関する、人らしい欲を満たして行く事を優先する。


すると、自己愛が満ち、次にその愛を周りに分けたくなる。


だから、まずは自分に気持ちを向ける事は大切なのです。




先人は、苦労をされながら衣食住を満たすための努力をして来てくれました。


その過程で、社会的な役割に徹して効率を優先しなければならなかっただろうし、組織を磐石なものにするために、個を立たせるよりは同調を選ぶ必要があったでしょう。


先人達は本当に大変でした。


私たちは、衣食住が揃った世の中にいますから、どう生きるか?を選択できます。


そんな世の中になりましたから、自分を大切にする事を選べます。


先人ができなかった、社会的な役割を超えて個を大切にする事を、選べます。




個を大切にし、自己愛が満たされたら、他を愛せる。


私たちはやっと、ここまで来れました。



利己的に生きるのは、やがて飽きます。


利害を勘定しない言動を選ぶようになります。


まずは、自分を大切にする。


そこから始まります。


空気を読み、保身からの仕草や言葉に疲れてきた私たち。


心からの微笑みと言葉は、大切にされた自分から涌き出るものです。


自分を大切に。


そしてその先には、自分を中心に温かみが広がります。


まずは自分から。


やはりここに行き着きましたね。