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音楽大好きブログ

音楽なしでは生きていけない
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Adam Lambert ♡ Queen Love アダムネタ多いです。
時々、海外ドラマのことも書いています。

 

The Good Doctor「グッド・ドクター 名医の条件」は、2017年9月から、アメリカのABCで放送されている医療系のテレビドラマです。

 

 

 

 

現在はシーズン5を放送中。

とても人気の高いドラマです。

 

このドラマは、韓国で放送されてたドラマのリメイクで、日本でも同じく、リメイクされています。

 

私もこのドラマが大好きで、どうしてもこのドラマのことが書きたいと思いました。

 

 

主人公のShaun Murphy(ショーン・マーフィー)は自閉症スペクトラムでサバン症候群です。

 

驚異的な記憶力と、空間認知能力を持つショーンは、聖ボナベントゥラ病院で外科医の研修医として働き始めます。

 

ショーンは、患者の身体を3Dの映像のように立体的に、瞬時に見ることができる能力を持っていて、それは彼にしか出来ない類稀な才能なのです。

 

 

他の医師たちが気づかないような疾患や手術方法などを、ショーンは次々と発見し、ショーンの的確な判断によって、沢山の命が救われていくのです。

 

 

自閉症のショーンが医師として採用されることに懐疑的になっていた周囲の医師たちは、ショーンの才能に驚かされ、次第に受け入れ始めます。

 

ショーンが、外科医として素晴らしい結果を出す度に、周囲は、彼は特別な存在なのだと気付き、ショーンを理解しようと変化していくのです。


しかし、彼は、外科医としての才能はあっても、自閉症の特徴でもある、他の人とのコミュニケーションを苦手としています。

 

嘘を嫌い、嘘をつかれることが理解できない。

人に手を触れられることを嫌い、ハグも拒否。

患者の家族が、救ってくれたショーンにお礼のハグをしようしますが、受け入れられません。

 

ショーンは極度の潔癖症。

トイレットペーパーの向き、調味料の並び順。

服はきれいに整頓され、朝は必ず同じルーティン。

出勤までの全ての行動はタイマー通り。もちろん歯磨きも。

一秒の狂いも許されません。

 

ショーンは、思ったことを隠さずストレートに相手に伝えます。

言葉のチョイスが上手にできません。

ストレート過ぎる言葉に、相手が傷ついてしまうこともあります。

誤解されることもたびたび。

 

患者に病気の症状や手術のリスクを伝える際には、周囲の医師たちはドキドキです。

ショーンも自分のコミュニケーションには問題があることは理解していますが、どうしたらよいかわからない。

 

 

周囲の医師たちがショーンを助けながら、コミュニケーションについて学んでいきますが、なかなかうまくはいきません。

 

なぜ、ショーンが外科医を目指すことになったのか、幼少の頃に経験した辛い出来事が理由の一つです。

ネタバレになってしまうので、詳しくは書きませんが、ショーンは、辛い経験をしながらも、前向きに進んでいくのです。

良い外科医を目指して。

 

さて、天才的な外科医「ショーン・マーフィー」を演じるのは、イギリスの俳優「Freddie Highmore(フレディ・ハイモア)

 

 

フレディは、子供の頃から俳優をしていますが、有名な作品としては、ジョニー・デップと共演した映画「ネバーランド」「チャーリーとチョコレート工場」のチャーリー役です。

 

 

大人になっても、チャーリーの面影が残っていますよね。

 

 

そして、アメリカのTVドラマシリーズで2013年から2017年まで、ヒッチコックの映画「サイコ」に登場する「ノーマン・ベイツ」が、どのようにしてサイコパスになったのかを描いている「ベイツ・モーテル」「ノーマン・ベイツ」役として出演しています。

シーズン5まで放送されました。

 

このドラマでフレディは、サイコパス役を演じているのですが、背筋がぞっとするような演技をしています。

 

 

私は、サイコパス系のドラマや映画は苦手です。

フレディは、素晴らしい俳優なので、サイコパス役の演技が見たくて見始めたのですが、途中で断念しました。

やっぱり苦手・・・・。

映画「ジョーカー」を見たときも、しばらく立ち直れなかったですし。

 

サイコパス役を演じたフレディは、それほど期間をあけずに、今度はサバン症候群の天才的な外科医役です。

彼の演技を見てほしいのですが、とても研究しているのがわかります。

 

ショーンの手の動き、視線の外し方、体の動き。

ショーンは、人と話すとき、視線を合わすことができません。

時々自分の思いを上手く伝えられず、パニックになることがあります。

その時の演技が素晴らしい。

そして、とてもストレートな英語を話しますが、声のトーンや、話し方のリズムなど、ショーンというキャラクターを見事に作り上げているのですよ。

 

フレディ自身もとても優秀で、イギリスの名門大学を卒業し、5か国語を話すなど、素晴らしい頭脳の持ち主です。

何より、とても紳士的で穏やかで品があり、そしてチャーミング。その人の魅力は、内面から出るものですよね。


さて、ショーンは、周囲に助けられながらも、外科医として成長していきますが、様々な出来事が起こり、そのたびに、ショーンは葛藤し、学び、目の前の壁を乗り越えていきます。

 

 

外科医になること、それは、ショーンにとって、人生の一番の目的です。

 

ショーンの側には、幼少期からショーンを見守っている、父親代わりの存在の医師がいて、ショーンにとってはとても大切な人です。

そして、ショーンにとって、人生でとても大切な出来事がおこります。

 

ショーンは恋をするのです。

ショーンは「誰かを愛する」という感情を知り、その経験から「喪失感」を味わうことにもなります。

ショーンが苦手とする人とのコミュニケーションを、「相手を想う」「愛する」ことから、さらに学んでいくのです。

 

このドラマを見ていると、たびたび涙する場面に出会います。

ショーンの心の中にあるトラウマ、悲しみや怒りに触れると、ショーンと同じように葛藤し、乗り越えていくような感覚に陥る自分がいます。

 

ショーンは、とても心がピュアで、真っ直ぐで、純粋なショーンが愛おしくてたまらない。

フレディは、ショーンの心の動きを身体全体で表現していますが、特徴的なのが「瞳」です。

 

 

「瞳」の動きや表情、視線で演技していますが、瞳の奥がとても澄んでいて美しい。

ショーンの心の美しさが表現されているような気がするのですよ。

このドラマの魅力の一つではないかと思います。

ついこの間までサイコパスを演じていた人とは思えない!

 

ショーンは、とてもピュアゆえに、面白い表現をしたり、表情をしたり、行動をしたりで、それが面白くて時々笑ってしまいます。

とてもキュートで一生懸命なショーンが大好き。

 

フレディがインタビューで言っていましたが、ショーンはとても前向きな性格で、どんな大変な場面であろうと、前進しようと努力しています。

目の前の患者を救いたいという一心で、困難な状況でも、最後まで諦めません。

 

このドラマに登場する周囲の医師たちも、ショーンから刺激を受け、影響され、成長しています。

そしていつしかショーンをリスペクトしていくのです。

 

このドラマを通して、私もショーンと一緒に、様々な出来事に葛藤しながら、成長しているような気がしています。

そして、とてもピュアな気持ちになれるのは、ショーンを演じているフレディの力もあるのかもしれません。


さて、次はショーンに何が起こるのか。

まだまだ、続いてほしい大好きなドラマなので、この後の展開が楽しみ。

そんなショーンの人生を、これからも見守りたいと思っています。