毎週火曜日はメンクリの日。

メンクリに着いたら、まず一時間のカウンセリングを受けて、その後先生の診察を受ける。

ここ一年半は抗うつ薬がかなり自分に合ったものに出会えて、その後安定剤と頓服は一年ほど変化がない。

睡眠剤は半年前に、以前にも処方されていて効き目がいまひとつ弱くなった薬にもう一度戻って、その後は今のところ薬の変更はない。


がんの再発に関しては、告知自体はすんなり受け入れて、これは初発の時も同じ。告知をしたのは最初に受診した総合病院の産婦人科の医師だったけど、「あれ、驚かないね」と先生のほうが驚いていた。


再発に関しては、もともと最初の主治医から、境界悪性腫瘍は二十年たってからの再発症例があるから二十年追っていく、と聞かされていたし、そもそも病気が発覚したときに腫瘍が破裂して腹水にはがん細胞がうようよと漏れ出ていたと知らされていたし。

それまで再発がないのが、ありがたいけど不思議に思っていたくらい。


でも今回。造影MRIに書き込まれた複数の矢印と、その矢印の中には、はてなマークが書き込まれているものがこれまた幾つかあり、つまりは影が薄くて血腫かがんかが判別のつかないものがあったので、12月にもう一度造影MRIを撮ることになり。


その間に歯医者に行ったり白内障の手術をしたり。抗がん剤を始めたらできないことを一つ一つ片づけなきゃ、としばらく目まぐるしくやっつけ仕事をしている間はよかったんだけど。


なんとなく段取りが一息ついて、調べれば調べるほど不安が広がってきてしまって。

肝臓内部に複数のがんが散らばっているからこのせいで手術は適応外。そのため根治は望めず、維持(延命)のための抗がん剤治療と書いてある病院が何と多いことか。


であるならば。


家族がおらず、一人残されている私が、またあの苦しい治療をする意味は何処にあるの?

その意味が見えなくなってしまったのがイケなかった。

何もかもが嫌になってしまったのだ。


今日もカウンセラーと話していて、せめてなにかご褒美が欲しい、という話をしていた。

そして当然の質問。


「ブルーさんにとってのご褒美って何?」


東西に散らばる私の友達と一日ベル三昧の日を送ること。

誰か中心になって集めてくれないと、けして叶わないご褒美。

その時間を過ごすことができるなら、どんなに辛い治療でも頑張れる。でも、所詮は夢物語。実際的ではない。


そんなことが心を過って離れない。

考えを他に向けたいんだけど、ほかを向いてくれない。


苦しい苦しい苦しい。


一人で立ち向かうのは限界がある、と思い知る。

たぶん、今私がうつ病だから、物事マイナスにしか受け取れない、という事情もあるのだとは思うのだけど、どうしても考えがそこから離せない。


ときが解決してくれるのかしら。

12月に予定されてる(無理やり入れてもらった)白内障の手術が終わって、追加の二度目の造影MRIを撮り終えて、腫瘍マーカーも調べるようだから、それで原発か転位か(どちらにせよ手術もラジオ照射も適応外)判明して治療方針が決まったら覚悟を決められるのだろうか。


思考はぐるぐる巡ってまた戻る。