こんにちは

 

昨日はロンドンでのオンラインアロマ会

フォローアップで、キャリアオイル

(ベースオイル)についてご質問が

ありました。

 

アロマセラピーにおいて、精油が主役で

キャリアオイル(ベースオイル)は、

脇役のようで、実はキャリアオイルの役割や

キャリアオイルとして使われる植物油にも

それぞれ特性があり、

アロマセラピーにおいて大切な要素。

また、妊娠中や体調によって、キャリアオイル

だけのマッサージ(あるいは+芳香)が

良い場合もあります。

 

そもそもキャリアオイルって何のために

使うのか?

精油は植物から揮発性芳香成分を抽出した

ものですが、芳香物質が高濃度に含まれていて

強いことから、原液のまま肌につけずに、基材

(植物油、アルコール、クリーム等)に希釈して

使用します。

 

キャリアオイルは基材の1つで、

植物の種子や果実から抽出される植物油です。

鉱物油が肌に浸透ではなく、表面を保護するのに対して、

植物油はビタミン・ミネラルを含むと同時に、

分子が小さく肌に浸透しやすく、

アロマセラピーマッサージにおいては

植物油を使用します。

 

役割は

精油を希釈(薄める)

皮膚に浸透させるのを助ける

マッサージにおいて、肌への負担を軽減

(手の動き、スムーズに流れる)

また、植物油そのものにもビタミンが豊富に

含まれていたり、保湿性に優れていたりと

特性があり、相乗効果も。

 

植物油もいろいろ種類があり、目的に応じて

使い分けや、植物油のブレンドもありですが、

最初は使いやすいものを選ぶのをおすすめします。

次にあげるオイルはボディ、フェーシャルどちらにも

使いやすいので参考にしてください。

 

スイートアーモンド

アロマセラピーで一般的に使われるものの1つです。

ビタミン・ミネラルが豊富で、適度な粘性で

使い心地もマイルド。

ナッツアレルギーの方は避けてください。

 

ホホバ

実際にはオイルではなく、液体ワックス。

保湿性・浸透力に優れ、もちもいい。

 

グレープシードオイル

ビタミン(ビタミンE)が豊富、軽い使用感で、

刺激も少ない。

 

マカデミアナッツオイル

上記3つのほうがより一般的で買いやすいと

思いますが、個人的にはマカデミアナッツも

よく使用します。

肌に似た脂肪酸成分が含まれていることから

肌になじみやすい。 成熟肌、乾燥肌に。

ナッツアレルギーの方は避けてください。

 

 

天然、低温圧搾法(コールドプレス)で抽出されたものを

おすすめします。(過程での熱による成分変質が

ないため。)

**但しグレープシードは過熱が必要で

コールドプレスでは抽出できません。

 

 

この週末、ロンドンはお天気の予報。

皆さんも素敵な週末となりますように。