ある日


ホテルでの会食予定時刻が迫った段階で


オフィスからホテルのこの階まで 


〇〇と話しながら行くので 同行して欲しいと頼まれた。




私はえりーと様と 〇〇様の会話を手伝いつつ歩いていて


驚愕の事実を知った。




とあるホテルのドアマンが


えりーと様に発したのは


「お帰りなさいませ。今日はお車は?」


ロビーでは数人の背広の方々が口ぐちに


「お帰りなさいませ。今日はご夕食のご用意は如何致しましょう?」


え えりーと様は ホテルが御自宅ですか? まさかね?




お顔だけで ホテルの方々が「お帰り ぼっちゃん」


「待ってたよ ぼっちゃん」


「今日は夕ご飯は どの階で食べるのかい?」


「お部屋は南の〇階に用意したよ? 泊まるよね?」


「この方々と お食事かい? ぼっちゃんの好きな 〇〇が入っているよ? 人数分用意しようか?」





お水ある?


ごめん。悪いけど これこれいいかな?


大丈夫どよ ぼっちゃん そんなの直ぐに調達できるさ。




私もえりーと様に尽くしたい気持ちがあるので 残業とか利益とかは 問題ではない。


でも


ここのホテルの方々も 


きっと私と同じように このえりーと様にはして行きたい気持ちがあるのだ。




それは


〇〇のご子息だから? いや違う。


えりーと様の 周囲に対する配慮とか


心遣いも大きなポイントかと思う。




「申し訳ないが同行して欲しい」


ええ 行きますとも 大丈夫。


ずっと同行したいと思わせる 思わせてくれるに違いない。




何を期待しているかって?


新鮮な気持ちや


輝く笑顔や握手


待ってたよ君を


そんな瞬間見たさかも しれない。