Blue・・・遠い日の空

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沖縄から帰った3週間後には


私のお誕生日が待っていた


17歳と18歳では


何だかずいぶん違うような気がしていて


お誕生日が来るのが待ち遠しかった。。。





どんな素敵な日が待っているのだろう




今年のお誕生日は、土曜日。。。


午後から学校はないし、翌日は日曜日だ




どんな素敵な時間が過ごせるのだろうと


本当に楽しみにしていた。





この幸せの物語が


更なるハッピーエンドに向かうことを信じて疑わなかった。。。







そんな、希望と夢にあふれたお誕生日


その3日前、突然彼から呼び出された。。。






どんなサプライズなんだろう。。。


胸を膨らませて


待ち合わせの場所に向かう。。。。







しかし、そこで私が聞いたのは


そんな楽しい予想を裏切るものだった。。。





『入院することになったから、しばらく会えない』



気持ちのベクトルが幸せの方向にしかなかった私は


一瞬、意味が理解できなかった。。。






そして、口をついて出た言葉は


『じゃぁわたしのお誕生日はどうなるの?』





入院する彼を心配するという気持ちがまったくない


自分中心だった幼い私。。。






いつ退院できるのかわからない


病名もわからない






そんな彼に、私が別れ際に言った言葉。。。



『私はどうなるの?』






これが、彼とかわす最後の言葉になるなんて


思っても見なかった。。。






4月のはじめ。。。


突然沖縄に旅行にいけることになった。


春休み最後の土日


1泊2日というとても短い日程だったが


うれしくて仕方なかった。。。




降り立った那覇空港は晴れ


沖縄は4月でも泳げるくらい暑いと思っていたけれど


意外と涼しかったのが、印象的だった。




手をつないで寄り添って歩く。。。


こんななんでもないことが、とっても幸せだった。




人気のない自然に囲まれた場所にいると


まるで、この地球上に私たち2人しかいないんじゃないかと思えるくらい


誰の目も気にならないことがうれしかった。





海水浴にはまだ早い白い浜辺に寝転びながら


同じ空を見ているだけで幸せだった。





青い空 白い雲 青い海


すべてが私たちの味方であるかのように


やさしく包み込まれているような感覚だった。。。





そして。。。



彼の唇が動いた。




『卒業したら、結婚しよう。』




そのぬけるように青い空は


私たちのためにあるようだった。。。


私たちのための幸せの色。。。






幼いころ、憧れていたことが


現実になっていく喜び。。。




これほどの幸せを


今までに感じたことがあっただろうか。。。




物語はハッピーエンド。。。





手をつないだまま、青い空に星が昇るまで


ずっとずっと、一緒に空を見つめていた。。。




幸せのベルが鳴り響くのを感じながら。。。。

どうして彼と付き合うようになったのか。。。


もうはっきり思い出せない。



付き合うことになるなんて


予想もできない相手だったのだから。


それは、彼が10歳以上も年上だと言うことだけではなかった。。。





彼との時間は、私の気持ちの中に


『希望』の2文字を刻み込んだ。


彼といる時だけが、生きていると実感できると言ってもいいほど


大切な時間になっていた。




年齢や立場を超えて、いろんなことを話した。


経済的にも恵まれた家庭で


何不自由なく大学を卒業した彼と


高校生でありながら一家を背負っている私とは


まるで環境が違ったが


それでも、共感できることもたくさんあった。。。





同じ映画を見て感動できること、泣けること、笑えること。。。


そんな些細なことが


楽しくて仕方なかった。。。





幼い頃の夢を思い出していた。。。





結婚して幸せな家庭を築くこと。


もしかしたら、手が届くところにあるかもしれないと感じ始めていた。




そして、彼と付き合い始めて2年がたとうとしていた時


私の夢は、現実に向かって歩き始めたのだった。。。