「嘘つき!」
「恥を知れ!」
「友愛はどこへ行った!」
「基地を持って帰れ!」
5月4日、みどりの日。
沖縄を訪問した鳩山首相に向けられた県民の罵声。
夕方のニュースを見ながら、何度もうなづく蒼井。
そもそも論は、何の解決にもならないが、普天間飛行場移設問題を民主党マニフェストに明記していない時点で、代替案も腹案もあるはずがない。
しかも勝手に設けた期限間際になって、軍事評論家の小川和久氏からアメリカ海兵隊の戦略的意義と戦術的価値をレクチャーしてもらい、ようやく徳之島やグアム・テニアンでは抑止力効果が薄れることを理解した様子。
それで、腹を括り今回の訪問となったのだろうが、順番が逆である。
鳩山由紀夫という男が、昨年の夏に真に公言すべきだったのは、「政権奪取後は、外交レベルで中国・北朝鮮との関係を改善し、日米安保条約を見直し、自立した国家を目指す超長期の外交戦略をスタートするので、大変申し訳ないが暫定的に辺野古陸上部に滑走路を造らせていただきたい」と頭を下げるべきであったのだ。
それを、
沖縄県民には、「国外、最低でも県外」
オバマ大統領には、「トラスト・ミー」と言っちまった!
懐刀の平野官房長官は、この件に関して調整能力ゼロ。
岡田外務大臣は、ヒラリーのご機嫌うかがい。
北澤防衛大臣は、新進党時代から辺野古プラン。
徳之島のドン徳田虎雄に、はっきり断られ。
頼みの綱の小沢幹事長は、東京地検と選挙で頭が一杯。
ついには、みんなでやろうぜ谷垣との党首討論では、「辺野古にしておけば、どんなに楽だったか・・・」とブチマケるお粗末さ。
八方美人が八方塞りになった!
『ワシントン・ポスト』に「loopy(現実から変に遊離した人)」と酷評されたのは正鵠を得たコラム。
元来、資産何百億の鳩山家のお坊ちゃま。
戦中地上戦を強いられ、戦後も占領され続け、基地の騒音に悩まされ、米兵に乱暴されてきた沖縄県民の怒りや苦しみなど別世界。
手詰まったら投げ出すのがブームの総理大臣職。
安倍や福田のようにならなければいいのだが・・・。
GW前の東京株式市場。
決算発表の前半戦を終え、好決算を確認しながらも、相変わらずギリシャ、ゴールドマン、為替に振り回された感じ。
先週の蒼井カズヒト。
26日(月)、野村HD(8604)を寄りから上げたところで利確。
27日(火)、コマツ(6301)を好決算狙いの1泊「買い」。
28日(水)、S&Pのギリシャ国債2段階格下げで、ダウ200ドルの爆下げ。日経平均もその流れを顔面受けし、蒼井のコマツは上方修正にもかかわらず、損切り。本来ならば大幅な利確であったはず。
それにも懲りず、ホンダ(7267)をお約束のサプライズ決算狙いで昭和の日を挟んで2泊「買い」。
30日(金)、ところがホンダはサプライズなし。マーケットの予想通りの決算内容で、しかも今期の見通しも低めの設定。これでは、寄りで損切りもやむ得ない。
2連敗にもかかわらず、前場に下げ上昇し始めた日立(6501)を「買い」。
日立を枕にGWを過ごすことになった。
結局先週は、トントンの蒼井。
東京市場は、東芝(6502)と日立が大人気。
原発、鉄道、LED、半導体と物色材料が揃い踏みだからであろう。
トヨタ(7203)が叩かれ、ソニー(6758)はアップルに負け、手詰まり輸出産業の日本にあって、インフラテクノロジーだけは、どっこい生きている。
4月28日、直嶋経産大臣が、東芝と日立の幹部を連れて、インドを訪問した。
本来であれば、東京電力や水道局、JR東海などが新興国にセールスに行かねばならないが、どうも腰が重い。
川崎重工業(7012)もバイクではなく、鉄道に力を入れる模様。
ウォーレン・バフェット氏も最後の投資先として鉄道会社を選択。
東芝、日立は、アメリカのGEのように電球から金融までグローバルに成長していく可能性は大いにある。
GW明けは上昇するというアノマリー。
今年も通用すればいいが、あのジョージ・ソロス氏が売り叩いているユーロとギリシャのソブリン・リスクが気になるところではある・・・。
2日の日曜日の朝、不況はどこ吹く風、世間はゴールデンウィークの真っ只中で、行楽地にお出掛けのニュース。
高速道路の渋滞映像を見るたびに、世のお父さんに「お疲れさまです」と言いたくなる蒼井であった。
そんな蒼井は、野生の勘で売買していた株取引に手詰まりを感じ、今日は終日本屋で立ち読みの勉強でもしようと、目覚ましのコーヒーを飲んでいた。
そこへ見たこともない番号から電話が入った。
「グッイブニン、アオイ君!」400億円の女、浜野カナからだった。
「おはようございます」
「あ、そっちは朝ね」
「これ、国際電話ですか?」
「イエス、タイムズ・スクエアの近くに居るんだけど、テロ騒ぎで道路が封鎖されて、タクシーが動かなくなってるの」と、こちらも渋滞で手詰まりの御様子。
どうやら、浜野カナはマーケットの動かないGWを利用して、ニューヨーク時代の友人に会って、その後イギリスに飛んで、大好きなジョン・テリーのチェルシーVsリバプールを観戦後、日本に戻る予定とのこと。
そんな彼女の強行日程も驚きだが、都内同士で話しているくらい音声がクリアなのも驚きの蒼井であった。
「チェルシーで好きな選手は?」
「ゴールキーパーのペトル・ツェフですけど・・・」
「りょ~か~い!」と軽いノリで、電話を切ってしまった。
たぶん、お土産のTシャツの選択肢を作りたくなかった電話だな、といやらしく推測する蒼井であった。
実は蒼井、プレミア・リーグならチェルシーと同じロンドンをホームタウンにするアーセナルを御贔屓なのだが、浜野カナが年に何度もスタンフォード・ブリッジに足を運ぶ熱狂的なブルーズと知ってからは、口が裂けても言えなくなっていた。
将棋の手詰まりは投了しかないが、次の対局に向けて必要な負け戦。
蒼井は勉強することにし、浜野カナは土産を決めた。
渋滞運転のお父さんは、ふだんできない家族との会話に勤しむ。
一国の首相が、普天間飛行場のリスクを解決できないようでは困る。