コッペリアの舞台裏

コッペリアの舞台裏

TVが大好き!やっぱりジャニーズ♡FC町田ゼルビアを応援する、食いしん坊です☆

春ドラマラストは、アンメットある脳外科医の日記 終わりましたね。みんなスッキリ、良い終わり方でした。

このドラマ、川内先生の回りに悪い人がほとんどいなくて、酒向さん演じる西島さんもわりとすんなり退場?最後はみんな手術の成功を祈ってました。


まぁ手術はうまくいくってわかってましたけど、ドキドキしました~チュー

みんなでミヤビを救いたいって熱量が伝わって、息ができないプンプン

けどなぁ、最後目覚めたときに「わかりますか?」って聞かれて、暫しの間のあと「わかります」って答えるところ、「わかります。三瓶先生」って言ってほしかったなぁ。

なにげに川内先生、三瓶先生って呼び合うの好きだったので。


三瓶先生(若葉竜也)も生意気で性格悪いやつと思いきや、星前先生(千葉雄大)と話す時とかも無視せずちゃんと受け答えしてて、意外といいやつじゃんって思ってました。

川内先生(杉咲花)、腕のいい脳外科医の設定でしたが、話し方がまったりしてて、心理士とか診療内科医なら安心して任せられるんだけど、そこだけが気になったかなてへぺろ

そして日記に書いてたイラストが小学生の絵みたいでかわいかった照れ


このドラマでも川内先生はほんとによく食べてましたね。

それもめっちゃ美味しそうに照れ

前にアンナチュラルの演出家の方が、死を扱うドラマの対極としての生ということで「生きることは食べること」とミコト(石原さとみ)にはよく食べてもらった、というのがあって。確かにドクターXの大門未知子も焼肉大好きでしたラブラブ

杉咲花さんの焼肉丼食べてる姿は、見てるこちらまで幸せになりました。夜中に焼肉丼食べたくなって困りましたが…ガーン

記憶障害がなくなってしまったら普通の医療ものですが、息の合ったこのメンバーでスペシャルドラマをやってほしいな。


ぶっきらぼうだけど、最初から最後まで、三瓶先生はミヤビを助けたいって想いで筋が通ってたし、綾野先生(岡山天音)は振られちゃったけど、無理矢理感もなく良いドラマでした。


一つ難癖をつけるなら、オープニング曲の「縫い目」の音量がやたらに大きくて、毎回音量下げてましたえー




安達祐実さん、中村アンさんの深夜ドラマが残ってるんだよなぁ笑い泣き





4月に始まった春ドラマも次々に最終回を迎えていますね。

想定外の人事異動で、まったくの畑違いに配属され、

ドラマどころではない!と遠ざかっておりましたが、勤務時間が安定したこともあり、5月半ばから案外見れる番組が増えてきました。

2024春ドラマの感想をちょっと記録に残しておきます。


望月星太郎の2番目の憂鬱とかソロ活女子のススメなど安定した面白さのドラマもありましたが、今回は設定被り、俳優被りが酷くて、

頭が混乱しました。

医療もの、法廷もの、記憶障害が入り乱れてましたねガーン


最近のドラマは、途中見逃してもついていけるし、

なんなら最初と最後だけでいいんじゃないかって気がします。

設定が近いものとして、366と9ボーダーがありましたが、

どちらもメインの俳優さんがくっついて終わり、でしたね。

366は、元カノと9ボーダーは、記憶障害後の彼女とくっつきました。


366では、結婚のお祝いビデオの制作中に高校の制服を着た明日香(広瀬アリス)の横顔を見て、記憶が甦るという流れで、好きだった気持ちも思い出せて、よかったねという感じでした。

記憶障害の間の遥斗(眞栄田郷敦)の回りに気を使う様子が痛々しく、明日香が喜ぶためならと思い出したふりもちょっと切なかったなぁ。

9ボーダーの方は、元カノ小百合(大政絢)が身を引いてくれたからよかったようなものの、ちょっとご都合主義な結末でしたよね~。

結局、記憶は戻らないままみたいだし。

松下洸平は、終始ふわふわイメージでした。

最後は無理矢理、三姉妹ともうまくいくという…びっくり

あの有名ドラマの東京ラブストーリーだって、カンチとリカはくっつかなかったし、そういうのがあってもいいかなと思うのですがどうでしょう?


キムタクのBelieveも逃走中は、だらけた印象でしたが、豪華俳優陣のおかげで、大人のドラマになったかなと思います。

毎回汗だくの斎藤工と意味もなくカッコつけてる竹内涼真の敵か味方がわからない演技が最後までイライラさせられました。

碓氷峠の橋の上で、玲子(天海祐希)と二人でいるのかと思いきや実は一人きり…というのが、おおっと思わせる演出でした。

玲子さんの手紙には、ちょっとうるっときました。

あの図面、碓氷峠の写真と並べて飾ってほしかったけど、後日のネット記事で、最初のドラマビジュアルで紙飛行機を飛ばすキムタクの後ろ姿があって、それの伏線回収ってことらしいので、まぁそういうことなら、という感じでしたけど、夫婦の思い出の品をもっと大事にしてほしかったなぁ。

けど、逮捕直前に二人の時間が持ててよかった。

余命宣告されたがん患者さんが元気になるとええ~っ?ってなりますもんね。やっぱり亡くなっちゃったんですねショボーン

がん患者、と言えば、亀ちゃんのDestinyとか。

あれもなんだったんでしょうねぇ。ドラマとしては、スルーしたいくらいですが、考察させたくて、情報小出しにしたり、怪しい動きをさせるのはどうなんでしょう。何より安藤政信がかわいそうえーん


アンチヒーローも大人も楽しめる良質ドラマでした。人は権力には弱いもの、とりつかれると勝手に正義を振りかざして、証拠も叩き壊す。野村萬斎さんのオーバーな演技は好みが別れますが、緒形直人さんの抑えた演技が素晴らしく、冤罪が晴れてほんとによかった。


そして、今期断トツにわけのわからないドラマNo.1は、赤楚くんのRe:リベンジ-欲望の果てに、です。

主人公の海斗(赤楚衛二)は最後はすべてを失って、新理事長にはちゃっかり六本木の覇者、もとい大友先生(錦戸亮)が収まって、記者会見のシーンで終わり。「?」しか残らないドラマでした。

大友は、母親の医療過誤から天堂家を根こそぎぶっ潰すつもりで立ち回って、最後は見事に病院まで奪い去りました。

ちょっと待って、赤楚くんは初めからこういうドラマだってわかって引き受けたの?何もかも奪われて恩情で記者に戻れて張り込み中に記者会見を見て茫然とする…主人公がこんなでいいの?リベンジしなきゃだよチュー

なんか後味の悪いドラマでした。





さぁて、アンメットはどんなラストを迎えますかな。





前クールで評価の高かった「不適切にもほどかある」の

宮藤官九郎さんの脚本のドラマ「季節のない街」





原作は山本周五郎の小説で、黒澤明監督で映画化されたり、

過去にもドラマ化もされてるんですね。

本作では、東日本大震災や津波をナニ、と呼んで暗くなりすぎず

仮設住宅の住民達の生活を描いています。

60年も前の原作と被災生活をどうシンクロさせるのかと不思議に思っておりました。

ですが、そんな心配はまったくご無用、芸達者な役者さんばかりで、濱田岳さん、荒川良々さん、ベンガルさん、三浦透子さんは癖の強いキャラでしたが、ホントに引き込まれましたチュー

そして池松壮亮さん、仲野太賀さん、渡辺大知さんの青年部音譜


クドカンだからと楽しいドラマと思って見始めましたが、

一つ一つは、結構重いものもあって。

ホームレスの親子の話、タツヤ(仲野太賀)のろくでもない母親と兄貴の話とか、がんもどき(かつ子)の妊娠の話は、見終わった後は、

ちょっとずーんときますチーン


仲野太賀さん、拾われた男でも思いましたが、ホントに演技が上手。

誰がどう見てもサイテー最悪な長男に依存する母親(坂井真紀)に何度も裏切られて、家族揃って仮設住宅を出るためのお金持も取られ、オーダーしたスーツも取られ…こちらとしては、見限ってしまえ!と思うのですが、考え直し…最後は一人取り残されて、他の兄弟も連れて出ていかれてしまいます。最後まで不憫な子ショボーン


最後は、仮設住宅も解体され、みんなバラバラになってしまいますが、半助とタツヤの友情もそのままで、かつ子は自閉症気味だったのに笑顔が眩しいキラキラアパレル販売員に。

街ですれ違ってもあえて知らんぷりするのが、暗黙のルールみたいなのですが、寂しいような…。


ここまで描いた後で、これはすべて半助の書いた小説、という設定で、編集さんに読んでもらってたっていうのが、おおっびっくりと思わされました。

すべてを読み終わった編集さんには「キャラクターは魅力的なんですけど、コンプライアンス的に…がんもどき、かいわれちゃん、女性蔑視が引っ掛かりました。次はハートフル系の誰も傷つかない系のやつ、お願いしますね」とまとめられてしまいました。

うわ~今までこの街の人達の日常生活をずっと見てきたのに、そうきたかぁ、と膝を打つ思いでした照れ

夢落ちとはまた違う不思議な設定ですよね。


このドラマで、一番衝撃的だったのは、前田敦子さんです。

売れないアイドルグループ(べじっ娘)の一番売れないアイドルとして描かれていました。

仮設住宅のある街でライブをするのですが、トイレでタバコを吸っている間に置き去りにされてしまいます。

工事現場やイベントにある簡易トイレにしゃがんでタバコを吸っているところに強風が吹いてドアが開いてしまいます。

しゃがんだままゆっくり振り返るとそこには沢上(塚地)が見ていましたガーン

前田敦子と言えば、あの国民的アイドルAKB48のセンターとして長年君臨していたはず。

まぁ、卒業してだいぶ経ちますし、プライベートでも結婚、出産、離婚もして酸いも甘いも経験してると思います。

このドラマで、女優として演技しただけとは思いますが、この演出、よく引き受けたなぁと感心しました。それぐらいの衝撃度でした。


クドカンの脚本、構成にまたしても唸ったドラマでした。