このライブを永久保存版にして撮っておきたい!!

昨日の茨城で行われた、May J.さんの「全国Jazzツアー」に参加した人は、みんなそう思ったはずだ。

昨日のMay J.さんのライブは、伝説となるような感動的な素晴らしいライブだった。(^^♪

そのライブ。最初はいつも通りに始まった。
Jazzのナンバーを、いつも通りに、美しい歌声と笑顔で届けていたMay J.さん。

ところが・・。

2~3曲披露した後の、MC。
話そうとしたMay J.さんが、急に黙りだした。

?????
そう思って観ていると、May J.さん泣いている!!
やっぱり、あのことが原因なのか?

あのこととは、一昨日急逝された神田沙也加さんのこと。

彼女は、「アナと雪の女王」でアナの吹き替えを担当し、同じく主題歌を担当したMay J.さんのことを「戦友」だと言って大切にしてくれていた人!!(^^♪

二人がギュッと抱き合ったり、仲良く一緒に食事している写真を、アップしてくれたりしてましたね。(^^♪

その神田沙也加さんの突然の訃報!!
仲の良かったMay J.さんが、ショックを受けるのは当然だった。

なのに、昨日参加してくれたお客さんのために、努めて、そのことをおくびにも出さずに、いつもの通りライブを行おうとしてくれていたんですね。(^^♪

May J.さんは、いつも言っていることだが、「泣いてしまうとノドが狭くなって歌えなくなってしまう」らしい。

そのため、これまでも、泣きそうになる場面では、必死に堪えて歌ってきていた。

そして、それは今回もそう!!

一旦泣いてしまったら、歌えなくなってしまう。
だから、May J.さんは必死に戦っていたのだ。

ともすれば、泣き崩れてしまいそうになってしまう自分を、必死に奮い立たせながら・・。

でも、Jazzライブの曲が、悲しい別れの曲だったりしたことで、May J.さんの心の中で、それが全て神田さんに重なってしまっていた・・。

歌を歌う時、その世界観を大切にして歌うことを心掛けているMay J.さんですが、皮肉なことに、悲しい別れの最たる出来事である、神田さんの訃報に繋がって行ってしまったんですね。

そのため、ついに堪えきれなくなってしまった。

必死に話そうとするのに、胸が詰まってしまって、言葉が出ない。
顔を少し振り、何とか話そうと、会場に目を向ける。

その目は涙で溢れている。

その姿に、観客は即座に理解した。
May J.さんが、亡き神田沙也加さんのことを思って、話せなくなっているのだと。

すると、次の瞬間!!
会場から、割れんばかりの拍手が!!

May J.さんに対する温かいエールの拍手に、May J.さんの目に、また一杯の涙が浮かぶ。

May J.さんが流す涙は美しかった。

それを、手で拭きながら、「ごめんなさ・・」と、観客に向かって消え入るような声を発したMay J.さん。

そのMay J.さんの気持ちを落ち着かせようと、佐山さん達バンドメンバーが、優しい曲を演奏していく。

その間暫く、観客に背を向ける形で、後ろを向いたまま、必死に心を落ち着かせていたMay J.さん。

漸く落ち着いたのか、前を向いて観客に「すみません」と一言だけ言って、理由は語らずに、次のナンバーを歌っていく。

でも、理由は語らなくても、May J.さんが何故泣いているのか、会場のほとんどの人は分かっている。

そのMay J.さんを励ますべく、一層の拍手を送る。

それに対して、その拍手に答えようと、必死に歌い続けるMay J.さん。

そしてそれを、必死にサポートしようとするバンドメンバー。

互いが互いを思い遣る、温かい思いに溢れた素晴らしいステージが展開していく!!

途中、何度も泣きそうに成りながら、「泣いてばかりですみません」と一言謝罪しながら歌っていたMay J.さんでしたが、大丈夫ですよ。

皆の割れんばかりの拍手に応えようとして歌ったあなたの歌声は、本当に感動的な歌声でしたから・・。

その「戦友」の死を悼む思いは、あなたの素晴らしい歌声を通して、きっと神田沙也加さんにも伝わっていると思いますよ。

あなたは、アーティスト。

あなたを「戦友」と言ってくれた神田沙也加さんにとって、あなたが素晴らしい歌声を観客に披露していくことが、神田沙也加さんの死を悼む、一番の方法になると思います。

昨日は、奇しくも、今年最後の「満月」の日。

ともに高みを目指した、「戦友」も、きっとその月から、あなたの素晴らしい歌声を喜んで聴いていたと思いますよ。

改めて、神田沙也加さんに、心より、ご冥福を申し上げます。

そして、そんな辛い状況の中、素晴らしい歌声を響かせてくれたあなたに、心から感謝します。May J.さん。(^_-)-☆❤️❤️