【注意
】
私なりの猫ちゃんについてのかかわり方、経緯を記します。
正解とか、間違っているとか、どうすれば良かった等の意見を求めたい訳ではありません。
あえて公開範囲を定めずコメントも閉じません。しかし、私がキツイと感じる意見がもしありましたら削除させていただくかもしれません。
幾つかに分けて投稿しますので、以上踏まえて大丈夫な方は覗いていってくださいね。
今回途中、棺のお写真一枚あります。
自己満足の果て②の続きです。
結局、見つからず途中で『歩いているのを見かけた事がある。でも飼い主はわからないの』と言ってくださった方がいてもしも、野良ちゃんならこのまま火葬場にと思ったけれど
『飼い主が居るかもしれない』が抜けなかった。
もしも、もしも、もしも。
そればかり考える。
歩き回っていつの間にか昼越えて、受付最終時間を通り越した。
『家族が居るかもしれない』が引っかかったままついに火葬場へは連れていけなかった。
朝の約束を蹴る訳にはいかなくて(私都合で)、だいぶ遅刻してから合流した。
途中、氷だけでは溶けてしまうだろうしと思いドライアイスを一般でも買えるのか調べていたらヒットしたお店があった。
電話して『一般の方でも大丈夫ですよ、使い方また現地でお知らせしますね』と丁寧に対応していただき、少し不安が和らぐ。
お店を訪ねると、店員さんが用途と量についてを色々と教えてくれたのでそれに従い購入。ふと横を見るとペット用棺取り扱いあります。と書かれているのが目について普通サイズの猫ちゃんなら一番下で大丈夫との事でそちらも合わせて購入した。
(大型の猫ちゃんだときつい)
棺は組み立て式で(簡単なのに)ちょっと苦戦しながらぺこぺこと折っていく。
ホームセンターで追加用意したバスタオルを下に敷き、包んだ猫ちゃんを段ボールから移動。タオルでくるんだドライアイスをお腹から少し離して側面に設置。
(ドライアイスの威力は凄くて、箱の外側に霜が張った。体に当てて設置してしまうとそこから凍ってしまうので少し離すのが良いとのアドバイス頂いた)
夕方まで車の中に居てもらい、用事が済んだ後、暗くなるまでは再びお宅訪問を行う。
ウロウロあちこちしていたら辺りが真っ暗になってしまって訪問継続を断念、そのまま一晩車で眠ってもらった。
自宅に戻ったあと、朝声をかけてくれたご近所さんが『虹の橋を渡る時、お腹すくと大変だからね』と手渡してくれた物があって泣きそうになってしまった。
わざわざ縫って作ってくれた小さな可愛い巾着に、カリカリのおやつを入れてくれていた。棺の中に一緒に入れさせて頂いた。
(翌日用意したお花も一緒に準備して頂きました)
その日は寝落ちるまで【迷子猫】の掲示板を端から端まで見漁った。近い毛色の子が居ても、手足が長かったりこの子とは違う。
もしも帰るべき家があるのなら、返してあげられたらいいなぁ…そう思って眠りに落ちていく。
翌朝は早い時間から動き出して役所と警察を巡った。
役所の人はよく動いてくれたのに、それでも信用出来なかった私のエゴで再度警察へ。昨日も聞いたけど、一晩経ったしもしかしたら新しい届け出があるのではと少しの望みもあった。
そもそも、【業者】が回収に来ますと言う話で一般ゴミと一緒にされるのだと強く思ってしまった。
警察の保護対象は【生あるモノ】の保護であり、亡骸の保護ではない。わかりきっていたけど。
担当してくださった方は『照合しますね』と丁寧に対応してくれた。
しかし、中で何喋ってるか聞こえない位置でチラチラこっち見ながら話すのほんとやめて。死骸持ってウロチョロしてる頭おかしい奴だとでも思われたのだろうか。
電話した時も『え、亡くなっているんですか?』『死んでるの?』と驚いた声が返ってきたものね。いや、はい。すみません。亡骸保護してますって言った私が悪いのよね。
照会結果、警察で届け出のある子の中では合致しなかった
(皆首輪ありだったりしたらしい、でも首輪すぐ外れるの多いですし……)
警察出る前に『対応している役所の課』に連絡。この人が一番塩対応で面倒くさそうだった。
お前さま、言った事嘘だったら末代まで呪うからな。
でもこの人が【形ある状態なら回収後は動物用の火葬する】って言ったからな。そこはもう疑惑に疑惑の上で信じるしかない。
さておき、役所に戻ると最初に対応してくれた方が待っていてくれて私から引き受けてそこを後にするまでわざわざ見送ってくれた。
ありがとう、何故か涙ちょちょぎれそうだった。
最後、タオルの上に花束を乗せて棺を閉めた時。
よぉし、もう泣かないし虹の橋渡っただろうから痛い事も苦しいも無いよな、この子はもう大丈夫と思ったけど…涙腺がいつの間にか崩壊していてだめだった。
こんな事しか出来なくてごめん、家族が本当は居たのなら返してあげられなくてごめん、一人で逝く場所を探してたならごめん、もっと早く出てこなくてごめん
神様、居るならどうか、この子が虹の橋を無事に渡れますように
ちゃんとそっちでおやつ食べられますように
チュールも入れればよかった
自宅に戻った後は愛猫を抱きしめていっぱい吸った。
ちょっと迷惑そうにしてたけど、その後も膝の上から退かずにお腹の上でゴロゴロ言いながら目を細めてプスプス鼻を鳴らしてた。
【大好きだよ、愛してるよ、一分一秒でも長く長生きしてね】
そう言うと尻尾を絡めて頭をスリスリとくっつけた後ゆっくり瞬きをしてくれた。
あと一つでラストです、気力ある時追記