大和国一之宮
大神(おおみわ)神社
大好きなところで、年に一度は必ずお参りさせていただいています。
三輪山というお山そのものが御神体。
そしてここにも龍神さんがいらっしゃるので、今年は念入りに。
摂社などもお参りさせて頂きました。
あ、私、ここ数年、いわゆる「初詣」というのをしていません。
お正月の人混みがとても苦手になってしまって。
少し時間が経ってから、旧正月ごろに行くことにしています。
それと今年は娘が年末から年始にかけて生まれたばかりの赤ちゃんを連れて帰ってきていたので、3時間おきの授乳に付き合っていてもうヘトヘトで、お正月に娘を送り返したあともうへばってました。
神社は午前中に参るもの。
早起きして行ったつもりでしたがなんのなんの。
皆さんさらにお早い。
広ーい無料駐車場がなかなかの混み具合。
しかも、島根とか愛知とかの車もわりとある。
島根だと出雲大社、そして愛知一宮の熱田神宮などなど、超有名な神社があるのにわざわざ単線のJRしか通っていないこの地にお参りに来られるのですね。
ちょっとビックリしてしまった。
最近、神道が流行っているのだろうか?
うーん、でもわからなくもない。
私も、もし宗教を一つだけ選べと言われたら、きっと神道を選ぶような気がしている。
もしもの話ですけれど。
まあそれは置いておいて。
天皇家も、明治維新まではお葬式などは仏教ですものね。
神道と仏教、両方一緒にが普通で。
そういえば今年の大河「光る君へ」をご覧になっているでしょうか?
すごく面白くて素敵で、衣装や建物、調度品なんかも大変興味深い。
私は毎日曜日が楽しみで、日曜日に家にいるときは12時15分からのBS4Kに始まり、18時からのBS、19時からオットと夕食を摂りながら録画を観て、18時から〆の地上波を観るというハマりぶりなんですが。
花山天皇の女御の藤原忯子(よしこ)が亡くなって、穢れがあるので天皇は最愛の女御の死に立ち会えない。
これは神道的。
でも「成仏」できたかどうか気にするとか、出家するしないは仏教っぽくて。
で、右大臣藤原兼家が病気で倒れて、悪霊退散?のお経をあげるお坊さんと、何やら祭壇で呪術を使っている陰陽師の安倍晴明。
おもしろいな~と、とても興味深く観ました。
神道一つに絞る廃仏毀釈に、あの当時の人々は本当はすごく違和感あったんじゃないのかなあ。
で、大神神社は、旧正月は特には何もしないけれど、皇室との繋がりがあるので、天皇誕生日は「天長祭」があったりする。
まあ、そんなこんなで。
摂社や末社を廻っていると、ヤッケ姿にスニーカーという、ご夫婦かな?中高年の男女の二人連れと多くすれ違います。
そっか。
「山の辺の道を歩く」というレジャーで来た人々も多いのかもしれないですね。
山の辺の道は大神神社を通っていますから。
確かに、天気や気候がいいと山の辺の道を歩くのはとても気持ちがいいと思います。
摂社は「狭井(さい)神社」がイチオシ。
本殿の裏側の井戸からの水を頂くのをお忘れなく。
そして水琴窟もあります。音がとても綺麗。
さて。
お腹が空いたのでちょっと早いけれどランチを食べに行きました。
参道に数件食堂がありますが、ちょっと車で移動して、三輪そうめん「池利」の千寿亭へ。
毎回行きたいのですがいつもめちゃくちゃ混んでいるので、諦めることも多くて。
このあたり、あんまりおススメのところがないので、余計なのだと思うけれど。
この日は開店前から並んで開店一クール目に入れたのでラッキー。
釜上げにゅう麺をオーダーしてみました。
これがめちゃくちゃ美味しかった!
超オススメです!
素麺はもちろんですが、つゆがとても美味しかったので、お店の人に「このつゆは普通の素麺つゆを温めただけですか?」と聞いてみたところ、「いえ、厨房で特別に作っています」ということで、簡単には家では再現できなさそう。
残念……。
食後にコーヒーも頂きました。
自家製の「素麺フロランタン」がついています。
スライスしたアーモンドの代わりに素麺で仕上げてあります。
甘くて少ししょっぱくてとても美味しかった。
なんだかとてもすがすがしい気分になり、このまま明日香のあたりでもドライブして帰りたい気分でしたが、そうも行かず。
半日で帰りました。
地元とはいえ、奈良の道路事情もあってどうしても渋滞を避けずには行けないので片道1時間半ほどかかる。
このあたりでちょっと素敵な温泉旅館に一泊してゆっくり過ごしてみたいなあ。
いつか……、ね。