1/2にNHKで放送された「時代の風雲児たち」を録画で見た。
三谷幸喜の手掛ける物語りは、面白くて、じんとして、感動する。
時代の表舞台を生きた英雄の裏で、
影のヒーロー達が一杯いる事を教えてくれる。
今、個の時代になり、心の豊かさが問われはじめている。
世のため人のために生きた先人達の恩恵にも鈍感になり、
携帯一つで世界と繋がる現代は、
新たな戦国時代の到来なのではないか。
いかに面白いか、いかに美しいか、いかに早いか。
そればかりが問われているのではないのか。
その世界で僕たちは感動するのだろうか。
真に人の心を動かすモノは、心の裏側でいつも寝ぼけている。
忘れていく心意気。
誰の為に生きるのか。何のために生きるのか。
家族のため、恋人のため、子供のため。
その守るべきモノを見つけた人は幸せなのか。
自分の道。
信じた価値。
その先にある面白い世界。
先人が築き上げた世界の上に、自分を付加して何かを創る。
モノ作りをしていて思うのは、
今の面白さだけを追い求めると、
すぐに見失う。
一体何が作りたいのか。
三谷幸喜の作品を見ると
いつも気付かせてくれる。
自分を出さなくてもいいんだと。
自分を捨てて、
また一歩、踏み出そう。
by
BLUE HANDS