猫と龍神の物語り。を買って頂きました。 | 何処にも売っていない、藍染め作品集。

 

個人的には好きだった、龍と招き猫のやり合い的なストール。天に国芳が描いた招き猫にto 7.の文字を入れ込み、地の部分に狩野探幽が描いた八方睨みの龍をあしらい、重ねると猫がこいこいと闘牛士のように龍を挑発している感じに。写真だとだからないのが、残念です。ストールを広げて天井からぶら下げると、神のように猫がいて、シモベのように龍が泳いでいる感じになります。

 

本当に強い者は、滅多に怒らない。悠々と泳いでいる。しかし、神様は色々と悪戯をしたくなる。神の領域は、きっと暇なのでしょう。すべてを見下ろして生きていると、ついこれをやったらどうなるか。なんて風を吹かせたり、雷を仕掛けたり、色々と下界の下々に試練を与えて、楽しんでおられる。そんな感じの一部分が表現できたような気も。

 

そうそう、私の藍染めは、染直しも対応させて頂きます。使っていると、色褪せたり、黄ばんだりしてくると思います。それがいいのよ〜という方には、頭をさげますが、ちょっと新しくしたいなんていう方には、染直しも気軽にご対応中です。元の柄を活かしつつ、色を乗せるて、その柄を沈めていく事もできますし、新たな柄とコラボさせて、思い出を何となく残していく事も可能です。

 

今、ミュージアムショップの色褪せたハンカチ等々も、染直しをしております。黄ばんでしまった柄も、本当に新しくなりますし、面白くなります。是非、一度お気に入りのデザインを気のすむまでお使い頂いて、捨てようかと思った時、染直し!を思いついてみてください。それこそが、もったいない精神、エコ心、物を大切していくジャパンソウル。物が年老いていく様を、一緒に可愛がってあげられれば、あなたは一つ上の世界へ行く事ができるでしょう。お金の価値基準を超越した世界へ。

 

ここまで書くと宗教的な感じが(笑)。少し悦に入りすぎました。昔買った物が、新しくなる事は、結構面白いので、ぜひどうぞ。いつでもお気軽にご相談承ります。他の誰かが染めた物はダメですよ。もちろん見れば分りますけど。ブルーハンズの一点物に、価値があるんですから。はい。きっと。多分。。。

 

では、では、今日はこの辺で。

 

bluehands.