１週間彼のもとで生活をして、たくさんお話をしました。
そして。
彼との関係を、何度か目の『保留』にしてきました。
前の奥さんとの事が消化できていなくて、私のことは大好きなんだけど、それ以上は自信がないと。
ひつつの家庭を放棄した人間が、新しい家庭を築けるのか、自信がないと。
今は自分に都合の良いように甘えられる人とでないと、一緒にいられないと。
私は都合のいい人にしてはいけない女性だと。
この１０年、何度となく言い続けてきました。
『お互いフラットな状態で、ゼロから普通の恋愛ができるようになったら、迎えに来てください』と。
昨年末、彼の方から、前向きなアプローチ。
夢がかなったと思った。
結婚なんかじゃない、ただただ、普通の恋愛をしたかっただけ。
その夢がようやく叶うんだと思って、舞い上がった。
たくさんたくさん話をした。
ダメだった。
じゃぁ、なんで今までみたいに放っておいてくれなかったのか。
ごめんな・・・って言われた。
こんどこそ、本当に今度こそ、付き合う覚悟ができるまで一切連絡をしない。
その間に私に誰かほかの人ができようと、結婚しようと、あなたに何が起ころうと、それは仕方のないこと。
お互いに確認した上で何度目かのお別れ。
ホントに良い女だな。他の男に取られるなんて、考えたくもない。
そう言って抱きしめてくれました。
ずるい言葉。
そう、私がもっとバカな女だったらきっとうまくいくんだよね。
都合の良いように遊んで、ＳＥＸして、喧嘩して、そんなことができるような女だったら近くにいられた。
一緒にいるのも、離れるのもどちらも精神的に辛いなら。
今回もいっそのこと離れることを選択した。
１０年前は同じ理由で彼のいる東京から離れた。
もう何度目かの『保留』。
さよならは言ってないからね。
そう言ってしまったけど、サヨウナラを言わなくちゃいけないことも分かっている。
このままでは今までと一緒。
私は、彼を待ち続けてしまう。
離れていても、一緒に時を過ごしていても、彼への猜疑心は消えない。
今何してるんだろう、今誰と一緒にいるんだろう、ジムに行くって言ってるけど本当かな・・・。
その辺の適当な女と、適当に付き合って人生を送りつづければ良い。
私は私の人生の光をしっかりと見つけなくちゃいけない。
今はただただ寂しくて悔しくて嫉妬でいっぱいでもう消えてしまいたいけれど。
心の整理がもう少しついたら、サヨウナラを言おう。
嘘でもいい、もう未練はないときっぱりと言おう。
私の人生を歩き始めよう。
今の私の精一杯の強がり。