『好きでもない奴に言いよられても、何か煙たいよね。』

「いやいや、お前が何かしない限り相手も言い寄ってこないだろ。」

『何か、って何?』

「例えば…そう、思わせ振りな事をするとか。」

『思わせ振り…ねぇ。』

「どんなイケメンでも、例えばいきなり鼻糞ほじりだしたら、抱かれてもいい!なんて思わないっしょ。」

『鼻糞はほじらないなぁ』

「いや、極端な話ね。ずーっと無口でも、何か喋りづらいだろうし」

『まぁそうだよね。』

「やっぱ何かしらのアクションを起こさないと、何も無いと思うんだ。」

『なるほど、それが思わせ振りな事だと。そういう事なんだね』

「そう。何か心当たりある?」

『わからない。普通に話したり、ボディータッチしてるだけだよ』

「ボディータッチって普通なのかな?よくわかんなくなってきた」

『悩みは親身になって聞くし、相手がしたいと思っている事はなるべくさせたい。そんなもんでしょ、人間』

「おぉ…」

『それを友情と捕えるか愛情と捕えるかって、人それぞれだよ』

「わかるような、わからんような。」

『愛情と捕える人が、きっと言い寄ってくるんだろうね。それを跳ね返して』

「傷付くだろう、きっと。あれ?って思うよ」

『冷めてるんだ、僕はきっと。勘違いしたのはお前だ、僕は知らないと』

「お前は…」

『実はわかってるよ。だけど今更何も変えられないしね』

「お前は…お前は誰だ?!」

『僕?僕は君だよ。10年後の君だよ』






人間なかなか、ピュアなままいるってのは難しい。度重なる失恋、裏切り、喜び・悦び・歓びは人を変える

そんな事を夢の中で考えていた。なかなか寝苦しい夜だった
基本的に情に弱い僕

今の会社をさっさと辞めて夢であるバー開店を目論む

しかし誕生日が近いからって部署の人にケーキなんぞをご馳走になったら

『む~ん、じゃああと半年だけね!』

みたいになっちゃうよね、実際問題。

だけどそれは昔の自分の話で

最近思う事は、人がどう思うかじゃなくて自分がどう思うかが大切なんだと

辞めるにしても開店するにしても、全てが円満にいくわけなんてないわけで

その時誰かが何を思うかなんて考えてもキリないし、わかんないし

言葉なんて本心を隠す都合のいいアイテムだから、結局信じれるのは自分のみ




もう一度突撃を 俺よ
知り合って数ヶ月じゃ相手の事を100%理解するなんて無茶だった

1年経っても100%理解出来るかどうかも微妙だったり

100%理解出来なきゃ付き合っても意味が無いと言うのなら、そこらの女適当につかまえてヤんのと変わらないよ

これが価値観の違いってやつか。なるほど、これは別れて正解だったんだな

だいぶ昔、相手を100%理解出来た事があった

だけど、何となくつまんなくなった。それは攻略本を見ながらするRPGに似ていた

理解出来ない事を理解する方が楽しかった




今回の付き合いがきっかけで、それがわからない女とは付き合う自信が無くなった