1985年に公開された、アニメーションの名作
「銀河鉄道の夜」のスタッフが集結するということで、
期待してしまいます。
ひとつ気になるのは、
あんまりCG使ってます!っていうような
画面じゃないことを望みます。
背景とかが美しいのは良いのですが、
原作の宮沢賢治や、原案のますむらひろしさんの世界観は、
けっしてCGを多用した、現代的なものではないからです。
1985年の「銀河鉄道の夜」は、
今見ても、美しい背景です。
技術が進歩したからと言って、
何でもかんでもCGにする風潮は、あまり好きではないです。
3D上映もあまり好きではない。
目が疲れるし・・・
想像力で、飛び出させるだけで、十分なので。
今のアニメーションは、温かみがなくなってしまいました。
なんとゆうか、今のアニメーションの顔があまり好きじゃないです。
アナログな感じの昔のつぶれた顔が好きです。
ハイジみたいな。
ポニョとかは、つぶれてて好きです。
とにかく「銀河鉄道の夜」が良すぎたので、
今回この「グスコーブドリの伝記」がどうなるか、期待しつつ
ちょっと不安ですが、
監督、杉井ギザブロー
原案 ますむらひろし、
監修 天沢退二郎
と、同じスタッフなので、大丈夫だと思います。
ただ、脚本が「銀貨鉄道の夜」は
別役実さんという演劇の脚本家の方で、
脚本力の強さをアニメーションなのに感じたくらい素晴らしかったので、
今回どうなるか。
それと、「銀河鉄道の夜」の方は、
音楽が細野晴臣氏で、ほんとうに素晴らしい音楽でした!
サントラを買ったくらいです。
演出、猫という設定、音楽、脚本と全部が宮沢賢治の世界にマッチした
すばらしい作品でした。
宮沢賢治の童話は、正直言うと大人向けで、
かなり難しいので、
下手に、子供向けようにおもしろくしちゃうと
作品の世界感が台無しになってしまいます。
基本的には、くらい、重い、考えさせられるストーリーですから。
どうなってるか、見に行かなくちゃ!