♪タータタター タタ タタター♪

というテーマ曲と共に、おさげ髪のローラが、草原を走ってくる。

というオープニングが印象的な「大草原の小さな家」。

私の海外ドラマの原点です。

NHKで何度も再放送されていますが、初めて見たのは小学生の時。

夕飯時で、相撲をおじいさんが見ていたので、たぶん相撲の後に放送されていたんだと思います。

家族で、夕飯食べながら見るのですが、

ホームドラマにしては、毎回ストーリーが挑戦的で、

人種差別、貧困、病気、犯罪、など、社会問題に切り込んだ話も多く、

あまりに悲しい展開に、涙をこらえながら(家族の前で泣くわけにはいかなかった!)見た記憶もあります。

第1シーズンから第9シーズンまであるので、今回調べたのですが、全204話あるようです。

インガルス一家が話の中心ですが、ウォルナットグローブの住人たちを

主人公にした回も多く、全シーズン面白いです。

チャールズ・インガルス役のマイケル・ランドンが監督&製作をしているので、

彼の意向がストーリに繁栄されていると思いますが、

基本的にキリスト教の教えをベースにしたストーリーが多く、

「誰も見ていなくても、正しいことをしなさい。なぜなら神様がごらんになっているのだから」

という考え方が基本になっているように思います。

私はキリスト教徒ではありませんが、このドラマを子どもの頃に見たことによって、

性格形成に多少なりとも影響があったかもしれません。

初めてハマった海外ドラマなので、とても思い入れが深いです。

とにかくいろいろ影響されたし、あこがれました。

 ☆憧れたこと☆

●チャールズ(父さん)のパジャマ・・・・今で言うスモッグみたいな感じ。長いシャツみたいな。こびと風三角帽子つき。

●キャロライン(母さん)やローラやメアリーもかぶってた帽子。縁にフリルがついて首の下で結ぶ。

●つばとばし・・・・エドワーズおじさん直伝。エドワーズおじさんとローラの年齢、性別を超えた友情の証。

●礼拝のあとに牧師さんに相談すること・・・・オルデン牧師好きだった。なんやら相談をいつも受けていた。

●学校の帰り道に男の子に教科書を持ってもらうこと・・・・日本ではありえないか。じゃんけんして、負けた人が次の電柱までランドセルを持つというのはやった。

●やさしくてきれいで料理上手のおかあさん・・・・完璧な母親像とはキャロライン・インガルスのこと。


☆印象的なエピソード☆

●開拓地の一軒家(インガルス家)のご近所さん(エドワーズさん)が、ローラ(次女)に、つばの飛ばし方を教えたため、キャロライン(母)に嫌われる。が、猛吹雪のクリスマスに雪まみれになり、食料やプレゼントを持ってきてくれたので、「なんていい人だ」と母さんのわだかまりも解ける。


●ローラがアライグマを拾ってきて「ジャスパー」という名前を付けてかわいがる。「いないないばあ」の芸まで仕込む。しかしなんとアライグマが狂犬病だった事が判明する。ローラは隔離され死を覚悟(この当時、狂犬病は不治の病)するが、なんとそこにアライグマが現れ「いないないばあ」をする。アライグマは2匹いて、狂犬病だったのは違うアライグマで、ジャスパーではなかった。


●ローラが、ウォルナットグローブ一の金持ちオルソン一家の娘ネリーの家に遊びに行き、オルゴールを盗んでしまう。そのことがネリーとネリーの弟のウィリーにバレて、「言う事をなんでも聞かないと、盗んだことをばらす」と脅される。ローラが逆らおうとすると、「ダンダンダン、オルゴール♪」と歌われ、盗んだことを思い出させて言う事を聞かせる。悩んだローラはオルゴールを盗んだことを父さんに告白して許してもらう。


●父さんが出稼ぎに行ってしまい、家には、母さんと子どもたちの女だけになってしまう。

母さんは、畑仕事も家の仕事もがんばるが、足を怪我してしまう。たいしたことないとほっとくが、

破傷風なのか傷が膿んできて熱もでてくる。もし今自分が死んだら、子供たちが大変だと、キャロラインは意を決して、傷口をナイフでえぐり取る!母は強し。


ざっと思い出すだけでもいろいろ思い出されますが、とても書ききれないのでこの辺でやめときます。


シーズン最後の方の「新・大草原の小さな家」に、結婚したローラの養子として、ジェニーという女の子が出てくるのですが、彼女は「ビバリーヒルズ高校白書」のブレンダ役でブレイクした、シャナン・ドハーティです。

この大草原シリーズで子役として成功して、キャリアを積み「ビバリーヒルズ」で起用されたみたいです。

私はこのジェニーが大好きで(とにかくかわいかった)

「頑固じいさん孫三人」というドラマでシャナンを見たときに、

「あ!ジェニーの子だ!」とびっくりしました。

それからというもの、違うドラマを見ていて、おなじみの顔がゲスト出演していたりすると、なんかうれしくなるという密かな楽しみをみつけました。

もう一人このドラマでは、オルデン牧師役のダブス・グリアさんが、「アリーマイラブ」に出ているを気が付いた時は、すごくうれしかった。塀を飛び越えちゃう囚人のおじいさん役だったかな?

まだ、役者をやっていたんだ、しかも元気そうだし。と感慨深かったです。

考えてみれば、アメリカでは、売れてる役者さんなんだから、いろんなドラマに出ているのも当たり前ですが、その当時は、そんなに情報もないし、たまたま見ていて気がつくという事が多かった。

チャールズ役のマイケル・ランドンが癌で亡くなったときも、悲しくて、なんとか情報が知りたくて、

NEWSWEEKなんかをがんばって英語で読んだりしてみました。

ローラ役のメリッサ・ギルバートは、「大草原シリーズ」で一番ブレイクした人ですが、

最近、通販の化粧品(シアーカバー?)の番組に出演していて、なんかきれいになってました。

まだまだ40代なんですね。


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