なんか、いい動画を見つけてしまい、朝から考えさせられました。
記録のためにもアップしておきたいと思います。

この動画を作成した、ADL(Anti-Dfamation League)は、さまざまな偏見と闘うために作られた、アメリカの団体みたいです。
動画の最後に、
for 100 years the Anti-Defamation League has empowered millions to
fight prejudice.

と、あるのですが、何となくしか訳せないので、なんとなく訳すと
「この100年間、ADLは、偏見と闘うために、数百万人に権限を与えてきました」
となるのですが、なんのこっちゃわからないので、
たぶん、偏見と闘うために設立された団体ADLの100周年記念に作られた動画という事なんじゃないかと思います。

登場する人物は、すべて故人で、増悪犯罪(ヘイトクライム)によって殺害された人たちです。すごく残虐に殺害された方もいて、ものすごく心が痛みました・・・・

 注)ヘイトクライム・・・人種・民族・宗教・性的思考に対する偏見を元に起こされる暴力行為。この動画にも出てくるJames Byrdさんとマシュー・シェパードさんの事件から起草された、ヘイトクライムを禁じるマシュー・シェパード法が2009年10月28日オバマ大統領の署名により成立した。


彼らが、生きていれば、こんなニュースになっていたのではないか
という想像の世界の現在が映し出されています。

偏見や、差別がなくなればいいとは思いますが、そう簡単にいかないのも事実です。
そういう意味では、この動画は単純といわれれば、そうなのですが、私には、何か響くものがありました。

動画に登場する方々

マーティン・ルーサー・キングjr
 公民権運動の指導者。プロテスタントの牧師。ノーベル平和賞受賞 1968年没。
 39歳

アンネ・フランク
 アンネの日記作者。1945年没。15歳

ハーヴェイ・ミルク 
 同性愛であることを公言した上で、初めて当選した政治家。1978年没。48歳

ダニエル・パール
 ウォールストリートジャーナル記者。アルカイダにより誘拐され殺害される。2002年
 38歳

James Byrd 
 テキサス州ジャスパー在住の黒人男性。白人至上主義者により殺害される。1998年没
 49歳

マシュー・シェパード
 ワイオミング州立大学政治学部生。同性愛者であるという理由で殺害される。1998年
 21歳

イツハク・ラビン
 イスラエル首相。93年のオスロ合意(PLOとの協定。暫定自治区を認める)をへて、
 94年ヨルダンと平和条約締結。ノーベル平和賞受賞 1995年没73歳

そして彼らが生きていれば、こんなニュースになっていたのでは、
という新聞の見出しは、こうです。

「マーティン・ルーサーキングjr 移民制度改革を支持」

「アンネ・フランク12冊目の小説でノーベル文学賞受賞」

「ハーヴェイ・ミルク LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、
 トランスジェンダー)の全面的平等を拡大」

「ダニエル・パール アルカイダに関する取材によりピューリッア賞受賞」

「James Byrd Jrさん(テキサス州ジャスパー在住63才)
 燃え盛るビルから少女を救う」

「マシュー・シェパード(36才)反いじめ連合のリーダー」

「イツハク・ラビン(90才)表彰される。約20年に渡るイスラエルとパレスティナの平 和を導いた功績。」

そして最後に

「もし、私たちが、偏見による暴力に対し立ち上がれば
歴史を変えることができる」

という言葉で締めくくられます

すごく考えさせられました。