弟とテレビでキヨの実況する「デトロイトビカムヒューマン」を見るのはとても楽しかった!きょうは計3時間くらいキヨのその実況動画を見ていた。

「デトロイト」

まだ詳しく知らないのだけれど、「デトロイト~」は近年(?)リリースされた名作とされるゲームで、2038年のアメリカはミシガン州デトロイトを舞台に、人々と人間と変わらない見た目で受け答えなども人間のようであるアンドロイドたちのストーリーが展開していくもののようだ。プレイヤーは「自分」としてアンドロイドを(多くの場合)示される選択肢の中から選ぶ形で操作し、合わせて3人のアンドロイドを操作することになり、この3人が「主人公」ということらしい。
僕は弟と頻繁に言葉を交わしながら、とても興味を持って動画を見ていたし、それはとても充実した時間だったように思える。僕は弟がテレビでおそらくYouTubeのリコメンド的なあれとして表示される動画の中から選んで見ていた「デトロイト」の動画を一緒に見、「デトロイト」についてWikipediaで調べるなどするうちに、ゲームに興味をそそられた。アンドロイド(というかAI)が持つのかもしれない人間のような精神や、社会でのあるべきAIの扱われ方などということは僕が最近関心があって、何の外的な要請があるわけでもなしに文章を書いてみるまでしたことであったことだし、キャラクターのデザインやモーションといったゲームの視覚的なデザインやその抜群でありそうな細やかさにも大いに惹かれたからだと思う。僕が少し見ただけでも3人の主人公とその周囲の人間模様はとても面白く、心に迫るものだった。とりあえずこのゲームについてはキヨの動画を見て楽しみたいと思っているのだけど、興味と気力を失わずに動画を最後まで見通せたらいい。

僕がきょう一緒に長い間キヨの動画を見ていた弟は、高校1年生で、きょうは日曜日だから家にいる時間が長かったんだろうと思う。僕には他に小学6年生の妹がいて、彼女がかわいいのでいろいろちょっかいを出すという習慣じみた継続的なコミュニケーションがあるのだが、弟とはそれがないし、この1年くらいはこと1対1ではなかなか笑顔で話すことができないことが思えば続いていた(これには様々な理由があると思うが)。きょう興味を持ってゲーム実況を長い間見ることができ、楽しい時間であったのは、僕がいろいろ考えることがあった末に気分がすぐれず、落ち込んでいたような状況だったのにもかかわらず、弟との会話を機嫌よくやってみようというやる気を持って接したことが大きいと思う。僕は、弟からは正直言ってその言葉などから僕が嫌う思慮が浅い人っぽさを感じることが多いなということをけっこう気にしてはいたのだが、きょうは彼と話していてあまり嫌な気持ちになったりすることはなかった。一緒に楽しい時間を過ごせたというのはとても喜ばしいことだった。

歌集を読む

今週末にあり、参加申し込みをした読書会のために、僕は最近大滝和子さんの「銀河を産んだように」という歌集を読んでいる。短歌の作り手である僕は、なんだかんだ色んな媒体の色んな歌人の歌に触れてきたが、この何日かで読み進めた歌集の中の歌をもって、大滝さんが僕の一番好きな歌人になった、と言い切れるほどに彼女の歌に言わば心酔している。といっても集中して歌集に向かい続けるのは僕には難しいことで、またこの歌集には知らない言葉であったり聞き馴染みのない言葉であったりが多く出てくるからそのたびコトバンクを見たりググったりしているのもあって、読み進めるのはとても遅い。これはとても楽しいことであったのだけど、きょうはある小説の登場人物の名を含む歌があったことをきっかけに、ネットにあったその小説のあらすじ(かなり長い)を読み(読んで母に聞かせた)、それには1時間くらいかかった。

きょうは気分の落ち込んでいたときもあったけれど、歌集を読みながら母と件のあらすじを読んでおしゃべりしたり、ゲーム実況を見たりと充実した時間も多い一日だった。でもこの日記で書こうと思っていたのはきょうの家族に関わる体験だけではなくて、目下悩み苦しんでいる恋人についてのこともだった。でもいま(この日記ではきょうという言葉を使ったけれど、出来事は本当はきのう=1月12日のこと)は朝6時前まで起きてこれを書いていて体がきつくなってきている、でもこれが僕の膿のようなものなので、やる気が出て、(膿を)出す気になったときに出せないのは苦しいことだけど、しょうがない、明日書けたら書こうということにしようと納得する。