私が看護師になりたいと思ったのは、娘を日本で出産したときに看護師さんにとてもお世話になって、その時にすごく感謝と憧れを持ったのがきっかけでした。

娘のときも帝王切開でした。

中国での経験があったので、手術や入院のことは全然不安も心配もなかったんですけど、出産した次の日の朝、看護師さんが部屋に来られたとき、バーっと涙が出ちゃったんですね。

息子が私と離れて、家で泣いていることを前の夜に電話で聞いて、息子と離れている寂しさとか、お腹の中にいた赤ちゃんが今は側にいないこととか、何か色々寂しくなっちゃって泣いてしまったんです。

私自身もまさか泣くとは全然思ってなくて、看護師さんが何か優しかったので、自然とポロポロ出てきてしまって…。

私は「看護師さんは忙しいから、朝から申し訳ないな」と思ったのですが、その看護師さんは折り畳みの椅子を出してきて、私のベッドの側に座ってくれたんです。

そして、泣いている私の話をずっと聞いてくれて…。

出産後は気分が不安定になるものなので、その影響だと思います。

いつもの私だったら、「こんなことで泣くなんて!」って感じですけど、その時は本当に抑えられなくて泣いてしまって、でも全部話を聞いてもらったら、すごくすっきりしてその後は元気になりました。

その時、「そんなの皆経験することよ!強くなりなさい!」なんて言われてたら、自分はだめなんだーとか思って、ますますへこんだと思うのですが、私の気持ちをそのまま聞いてくれたその看護師さんにすごく感謝しました。

そして、その日は術後一日目で麻酔やらカテーテルやら色んな管が入ってたんですけど、看護師さんが清拭をしてくれたんですね。

前の日に38.6℃の熱が出ていて、汗をかいていたんですけど、お風呂には入れないから、暖かいタオルで身体を拭いてもらいました。

それが本当に気持ちよかった!

身体が出ているところはバスタオルをかけてくださり、濡れたタオルで拭いたらすぐバスタオルで水分を拭き取って、寒さも全然感じませんでした。

「あぁ、プロだなあ。プロの技術だなあ」と思いました。

それから後も、乳腺炎になりかけたのですが、そのケアとかも丁寧にしてくださったり、授乳指導もしてくださって、そんなこと中国では全くなかったので、ただただすごいなぁーと思いました。

中国では授乳の仕方、赤ちゃんの抱き方、沐浴の仕方など、これからどうやって育てていけばいいかそういう指導は一切なかったので、不安だらけでした。

お義母さんに聞いたり、インターネットで調べたり、無我夢中でほんと自己流で育ててました(^^;

入院中、精神的にも身体的にも色々支えてもらって、何回看護師さんに「ありがとうございます」って言ったかわかりません。

そして、人から「ありがとうございます」って言われる仕事ってなんて素敵なんだろうって思いました。

どんな仕事でも誰かに感謝されるものですけど、すごく近い距離で人と関われて、その人の笑顔のために動く仕事なんだと思いました。

それで、日本に住むことになり、日本語教師が出来ないんなら、看護師になろう!というか、看護師になりたい!と思ったのです(^_^)