4日目 2017年12月7日(木曜日)
7:50 ~ 8:00 ラジオ体操
8:00~ 9:30 技術顧問講義②「教師という仕事」
9:30 ~ 11:00 アクションプランの作成
11:00 ~ 11:30 アクションプランの発表
11:30 ~ 12:00 閉会式
技術顧問の先生による2度目の講義。
教師という職業について考える時間でした。
参加者の先生たちが教員の道に進んだ動機を付箋に書き、系統性を見ていきます。
ご自身の体験談を交えつつ、現場での教師の在り方が、どのように子どもの未来に影響を与えるのか、とてもわかりやすく講義していただきました。
最後に、昨日の続きのアクションプラン作成の時間。
予定していた1時間半では、話し合いの時間としては足りないようでしたが、核となる目標の部分は各地域ごとに決まったようです。
私の任地の先生は、隊員の中で一番授業研究歴が長く、さらにとてもうまく機能している地域と自分たちが立てたアクションプランの発表をしあいました。
他の地域の計画を聞いたことで、とても刺激を受け、改めて私たちの任地でも大切なことを見つけられやようです。
風ごとく駆け抜けてきた4日間にわたる研修会のフィナーレ、閉会式。
ソロラ県教育事務所の方、JICA事務所、技術顧問の先生からお言葉をいただきました。
どの方もこの研修会は大変すばらしいものであったとお褒めの言葉をいただきました。
そんな言葉を参加者の皆さんもやりきっやという、とてもいい顔をしていました。
最後に、研修会主催者代表として、私にもしゃべらせてもらう時間を少し頂きました。
「今日まで多くの時間をかけてボランティアは、この研修の準備をしてきましたが、この研修会がどう進んでいくかは全く予想ができませんでした。しかし、今こうしてこの研修会が大成功のもと、幕を閉じられるのは、参加者の皆さんの熱意があったからこそです。
研修会はグアテマラ人には慣れないとてもタイトなスケジュールでしたが、そんな中でもみなさんのその真剣な表情から、一人一人の心が動いている瞬間を何度も感じました。この心動く瞬間こそ、心が体を引っぱって、人の行動が変わっていくときなんだと、その姿をとても頼もしく思いました。
私たちボランティアは2年という限られた時間でしか、みなさんと働くことはできません。ですから、本当の意味でグアテマラの教育を変えていくことは私たちにはできません。それは、皆さんでしか実現できないことです。しかし、私たちの心は、これからもいつもみなさんと共にいます。この研修会をとおして、その想いが皆さんの心に灯ったことを祈っています。
この研修会は、ここで幕を閉じますが、これがゴールではありません。ここはスタートラインです。
これからもグアテマラの教育のために、ともに歩み、ともに闘っていきましょう。本当に本当にありがとうございました。」
こうして、4日間の研修会は無事幕を閉じることができました。
参加者方も口々に
「本当に多くを学んだ研修会だった。」
と言ってくださり、みなさん本当にいい表情をして会場を去っていきました。
隊員も体力的にはしんどかったと思いますが、みんな満足気な表情で、司会の隊員なんかは諸連絡で涙。なぜ?笑
私たちソロラ県の隊員の上司でもある県教育事務所のお二方。
本当に素敵な上司の働けて、幸せです!この出会いに感謝。
サンティアゴ・アティトランの先生9名。
来年1月から大忙しですが、研修会に取り組む姿を見てこのメンバーなら任せられると自信がもてた!
あと半年、よろしくお願いします。
そして、一緒にこの研修会を作ってきた8名の仲間たち。
みんなそれぞれに強みがあって、それが最高の化学反応を生んだと思う!
私を委員長に選んでくれ、信頼を置いてくれ、助けてくれたみんなに感謝です。
このメンバーで一つの研修会を作り上げた経験は私の中でもとても大きなものとして残っていきます。
この研修会は、ここで終わりではなく、5月に各地の進捗状況を発表し合う報告会を計画しています。
ここから、各地域でどのような闘いと成果があるのか、今後も楽しみです!
改めて、今回の研修会の実現に際しまして、厚いご支援をしてくださったJICAグアテマラ事務所、グアテマラの小学校教育の活動を理解し技術顧問を派遣してくださったJICA本部、困った時にはどんなことでもすぐに対応してくださった調整員の方、日本からはるばる足を運んでくださった技術顧問の先生、またエルサルバドルから出張してくださった専門家、そして日本のみなさん1人1人による税金からの資金面での援助、本当にありがとうございました。
この研修の本当の成果が見られるのは、まだまだ時間かかると思いますが、現地の先生方の力を信じて、今後も引き続き各任地で励んでいきたいと思います。