今日でグアテマラ地を踏んで、200日目!わお!
日本では、どうやら雪がコンコンと降っているようですね!
こちら私の任地では、朝晩は少し冷え込みますが、日中はお日様がさんさんと照っていて暑さを感じるほどで、半そでで十分過ごせる気候です。
さて、今日は「教員対象学力テスト」実施の報告をいたします。
おかげさまで、無事全日程が終了しました。
ざっくりまとめますと、いつくか細かい問題はあったものの、予想以上にスムーズに進みました。
しかし、前日の夜はすごく緊張して、本当にうまくいくだろうか、どうなるだろうか、と心配で心配で。
私にとっても、先生方にとっても初めての試みなんでどうなることやらと、考えても想像できなく、不安が沸きあがってきました。
しかし、当日、まず最初の予想外のことは、先生方が時間通りに来たこと!
第一グループは7:30の招集(ここでの先生の勤務時間はこの時間なのです)で、7:45までは待つ予定でいたのですが、95%の先生方はこの時間までには会場へ到着。
30分、1時間遅れてこないかなぁ~と心配していたので、一つ目の心配を突破!
続いて、先生方へご挨拶。
テストを行う理由、皆さんの力になりたいと思う気持ち、個人情報は必ず守るという約束、ご協力に対する感謝などなど。
厳しい目で私を見てくるかと思いましたが、先生方はみなさんとても温かい雰囲気で、会場で私のことも迎えてくださいました。
この先生たちのために、これから一生懸命頑張ろうと、もう一度気持ちを新たにした瞬間でした。
今回、この試験の対象者はおよそ200名。
50人の4グループに分けて、前半2グループ、後半2グループの実施。
同時に2つの会場にて実施。一つはカウンターパートのペドロ、もう一つは私が監督に入る。
試験の準備が整ったところで、まず試験に関する注意事項を説明。
そして、試験開始。
ここで、予想外のこと第2弾。
先生方、みなさん静かに黙々と試験に取り組んでいる!
とにかく、心配だったのが試験中におしゃべり、相談、ケータイ電話の使用、ほかの人のコピーなどなど、個人の力が測れないテストでは意味がないので、その辺をすごく心配していたのですが、みなさん私の指示をよくきいてくださり、とてもスムーズに試験開始することができました。
中には、ちょっとおしゃべりしたり、ケータイもって外へ出て行ってしまったりと、細かいところを言えばいろいろありますが、私の予想以上に皆さん最後まで一生懸命自分の力を発揮してくださいました。
本当にそのご協力に感謝です。
別の会場で行っていたペドロも「とってもスムーズに行えたよ」ととても満足そうでした。
そして、後半グループ、10:30集合。
ここでも、たいていの先生方が時間を守ってくださいました。
しかし、私の方の会場では明らかに人が少ない。
よく見ると、ある学校の先生が一人も来ていない。
試験のボイコットです。
これも想定内であったので、さほど驚きはしませんでした。(この学校の先生に、嫌われているのは知っていたので…。)むしろ、一校以外の先生方はたいていの先生が来てくださったことのほうが予想外でした。
しかし、逆にこれを私はすごいなぁと思います。
日本だったら、みんな上の言うことには逆らわない。
嫌なことでも、自分の意思と反していても、たいていのことは従います。
私がすごいと思うのは、こういう権力の下でも、嫌なものは嫌と言う。なんといわれようと、どう思われようと、自分の意思を貫く。
一方から見れば、わがまま、自分勝手ともとれますが、こういう自分の意思を貫き通すという強さ、私はすごいなぁとちょっと感心してしまった。
日本では、右向け右で、みんな右を向く。
でも、ここでは右向け右でみんなをコントロールはできないのです。
そもそも、誰も他人をコントロールなんてできない。
みんな一人ひとり、自分の意思で動いている。そこがなんだか人間らしくって、いいなぁと思ったのでした。
話を戻して、後半グループは前半に比べてちょっとおしゃべりも多かったのですが、なんとか無事終わりました。
ペドロの方も、少し問題があったようで、先生方の行動に頭を抱えたようでしたが、でそれでも無事日程終了。
一気に安堵。
翌日、欠席者の補い試験を行い、全日程が終了。
予測できないことばかりで、暗中模索の実施でしたが、とりあえず大きな問題も起こらず終えられたことに感謝です。
さて、ここからはこの採点と、この結果をどう次へとつなげていくか。
ここからが、一番大切なところ。
じっくりと練っていきたいと思います。
つづく。
それとは別に、2校の学校で研修会というものも初めてやってみました。
内容は先生方から要望のあった「算数の授業の計画の立て方」をメインに。
日頃先生方が疑問や困難に感じていることを直接聞く、いい機会でした。