コンプレックスがあるという事は悪いことじゃない



「クレームは会社の宝だ」という言葉を聞いたことがある


クレームは出ない方がいいのだろうけれど、クレームに真摯に取り組めば、さらにお客様のニーズに答えられるという考え方だという




コンプレックスもこのように捉えたらいいなと、ふと思った


ただし、コンプレックスを、さらに変化させて、よりいい自分になる・・みたいな考え方はやめてもらいたい

今の自分から、違う自分になる必要はまるでない

違う自分になろうとすれば、本当の自分からかけ離れた自分を作り出しかねないからだ



努力して聖人君子になりたいのなら話は違うかもしれないが

誰も、聖人君子になりたいわけではないはずだ

自分が自分らしく在ればそれでいいのだ


努力の大好きな日本人には、違和感があるかもしれないが

努力して、「目標の人物」になる必要はない

それは、ほんとの自分へ向かう遠回りの道のりを歩くようなものだ




で、話を戻すけれどね



コンプレックスは、自分をある一方から見たときの、自分自身の評価からできている

それも、あんまりよくない評価だよね



自分自身のことは、知っているようで知らないことが多い

自分で自分のことを気付かないことが多い中で、コンプレックスだけは、「私は、こういういまいちな部分を持っている」という定義?評価?位置づけの、自分の「ある一部分」だ

その部分については「ある程度知っている」というか「存在を認識している」部分なのだ



氷山の一角というけれども、水面から見えている部分

この部分がコンプレックスと考えてくれればいいかな

これはすぐに、自分自身に到達できる入り口になれる




まずは自分自身を知っているという事が、ほんとの自分に出会う入り口なのだから