彼女は言いました


「何で私、障害のある人に惹かれちゃうんでしょうね・・・」




私は彼女に言いました


「障害を乗り越えて、固く結ばれるタイプの恋愛もの、好きじゃない?」



彼女は驚きました



「そう、私その手のタイプのドラマや映画、好きなんですよ」




・・・そういうものです





自分の望む人を引き寄せる・・・というより

自分の望むタイプの恋愛を実行しようとする・・・というのかしらね



彼女は、ただなんとなく、たなぼた的に誰かに出会って、恋が始まって結婚して・・・というような

そんな出会いや恋は求めていなくて

何かを乗り越える事が、自分の意識しないところの部分で「求める恋の形」でした



そうやって強くイメージするもの、または、自分の中でこうあって欲しいもの・・に焦点が当たるので

そういう恋を求めてしまうのと同じなんですよ



たくさんの恋が用意されているとしても

自分がぴんとくるものしか目に入らない

人は自分の都合がいいように世の中を見、周りの人を見ます




カメラがいい例ですよね

自分の目に見える、あの素敵な風景を写したいと思って、デジカメで撮ろうとしたけれど

写してみたら、ぜんぜん目に見えたようには写らなかった・・ってことないですか?

もちろん、技術を駆使すれば、そのように写すことは可能なんでしょうが、単純にはそうはできない

私たちはそれを「勝手な目」といいますが

自分の都合のいいように、目は、見たいものを引き寄せ、大きく見せてくれたり

印象的に見せてくれたりします




一目ぼれするとき、その相手の印象が、まるで浮き出たように?

または、バラのようなバックがあるんじゃないかというくらい印象的にみえたりとか?

耳から聞こえる音も、自分の求めている音は、ほかの誰かが気が付かなくても、自分にだけははっきり聞こえていたりとか?



こんな風に、私たちは自分の都合のいいように、自分の都合のいい情報を仕入れて、それを受け取っています




だから、強く望んだものを引き寄せるというのですよ




彼女は恋愛においてではなくて、自分は全般的にそういう「努力」がなくてはならないという風に決めている部分があって

仕事においても努力しないと、仕事はできるようにはならないし、そうでないと自分はだめになってしまうだろうと決めていました




おもしろいでしょ?


そうやって見ていくと、自分の傾向性が見えてきたりするものですよ



「自分がのぞんでいるんだからねぇ。。」と私が言うと「おかしいなぁ・・・」と笑っていましたけどにひひ




逆に、これは、そういう自分ではない自分を許すというきっかけを与えてくれます


頑張る自分じゃない部分も、かわいい自分だよと受け入れられれば、その辺の枠がはずれはじめます




恋愛や仕事は、自分の傾向性が強く表れるところでもあるので、自分を知るという目で自分を観察してみると

面白い自分に出会えるかもしれませんね





さて、あなたはどんな恋愛を望んでいるのでしょう?

そして、どんな自分と出会いますか?