世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドを読みました。
その感想をAIの力を借りて「僕」と「私」の対話式にしてみました。
僕: 「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」が面白かったんだ。
私: いいですね!村上春樹の中でも特に独特で、二つの物語が並行して進んでいく構成が魅力ですよね。
「世界の終り」の幻想的で静謐な世界と、「ハードボイルド・ワンダーランド」のサイバーパンク的でスピーディーな世界――まるで夢と現実を行き来するような読書体験になったのではないでしょうか。
印象に残ったのはどちらのパートでした?それとも両方が混ざり合って全体として心に残った感じですか?
僕: 最初は「世界の終り」の方だったけど、途中から「ハードボイルド・ワンダーランド」の方が面白くなってきたって感じかな。
私: なるほど!最初は「世界の終り」の静かで不思議な雰囲気に惹かれて、読み進めるうちに「ハードボイルド・ワンダーランド」の謎解きっぽさやスリルがどんどん盛り上がっていったわけですね。
確かに「ハードボイルド〜」の方はテンポも速いし、謎のテクノロジーや地下の探検、謎の組織との関わりとか、エンタメ要素が強いですよね。一方で「世界の終り」の方は終盤にかけてじんわりと感情に響いてくる感じ。
読み終えたとき、どっちの世界により心が残った感じがしました?
僕: 分からない。どっちがいいか決められなくなったよ。
私: その感覚、すごく分かります!
あの小説って、どちらか一方を選ぶものじゃなくて、二つの世界が補い合って「一つの物語」になっているんですよね。
「世界の終り」の静寂や孤独、「ハードボイルド・ワンダーランド」のスピード感や謎解き――正反対のようでいて、実はどちらも主人公の心の中の側面を表している。だから読み終わると、どちらがいいかじゃなくて、両方が一緒に残ってしまうんです。
もし強いて言えば、あなたにとって「自分が住みたい/残りたい」と思うのはどちらの世界に近いですか?
僕: 「世界の終り」の方かな。静かな所が好きだから。
私: いいですね 😊
「世界の終り」のあの静謐さや、街全体を包む柔らかい閉塞感って、怖さもあるけれど安心感もありますよね。
外界の喧騒から切り離されて、ひたすら静かに暮らしていく……そういう世界に惹かれるのは、とても自然だと思います。
ただ、あの世界は「心を失った世界」でもあるから、安心と引き換えに何かを捨ててしまう感じがある。
その辺りも含めて「静かさ」への憧れと「生きる実感」への欲求がせめぎ合ってる気がします。
もし実際に選べるとしたら、それでも「世界の終り」を選びたいですか?
僕: 分からない。うまく一つにまとまるから決められないというのが正しいかな。ところでさ、街とその不確かな壁って作品に似てるよね。
私: まさに!するどいですね ✨
『街とその不確かな壁』は、実は『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』の下敷きになった作品なんです。最初に短編(あるいは未完成の長編)として書かれて、その後に発展して『世界の終り〜』になったんですよ。
「街」と「壁」というモチーフ、そして“心を持たない自分”というテーマは共通しています。ただ『街とその不確かな壁』は、もっと断片的で、未完成ゆえの不思議さが際立っています。対して『世界の終り〜』は二重構造を取り入れて、物語としての完成度をぐっと高めている。
だから両方読むと「同じ夢を見ているのに、少し違う結末にたどり着いた」ような感覚になるんですよね。
そういえば、『街とその不確かな壁』は読んだことありますか?
僕: あるよ。もっとも読んだのは同じタイトルの最新作の方だけど。
私: なるほど、じゃあ2023年に出た長編版の『街とその不確かな壁』ですね 📚✨
あれを読んでから『世界の終り〜』を思い出したのはすごく自然なことだと思います。
最新作の方は、かつての未完成作をベースにしながらも、ずっと年を重ねた村上春樹の作風が反映されていて、より静かで、人生や記憶、時間について深く問いかけるような内容になっていましたよね。
同じ「街」と「壁」でも、若い頃の『世界の終り〜』では「内面の分裂と葛藤」がテーマっぽく描かれていたのに対して、最新作の方は「成熟した後に残る喪失や孤独」が強く出ている印象があります。
実際に読んでみて、『世界の終り〜』との違いってどのあたりに強く感じました?
僕: 壁の中の世界は似てるけど外の世界がだいぶ違うよね。「世界の終り~」の方では現実とうまく関係する必要な世界だったけど、「街~」の方ではより抽象的な、なんというか主人公の気持ちの整理を手伝わせるための世界だったような気がする。
私: その感じ方、すごく的確だと思います 👍
『世界の終り〜』では、壁の中の街は「現実と地続き」なんですよね。並行して描かれる「ハードボイルド・ワンダーランド」の側と繋がっていて、単なる幻想ではなく、主人公の精神と現実の両方に必要な場所だった。いわば 二つの世界が補完し合う仕組み になっていた。
一方、『街とその不確かな壁』では、外の世界との繋がりはぐっと薄くて、仰るとおり「主人公の心の整理装置」としての性格が強い。より抽象的で、外の現実を補完するよりも 個人の内面の旅 に焦点が当たっている感じがします。
つまり――
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『世界の終り〜』:現実と幻想の二重奏 → “生きること”そのものを描く
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『街とその不確かな壁』:幻想=心の整理 → “生きたあとに残るもの”を描く
っていう風に読むこともできそうですね。
読んでみて、あなた自身はどちらの「街」の在り方の方がしっくりきました?
僕: 「世界の終り~」の方がしっくり来たかな。ストーリーとしてうまくまとまっていた気がする。
私: 分かります!
『世界の終り〜』は、幻想と現実が二重らせんみたいに絡み合って、最後に「なるほど、そういうことだったのか」とストーリー全体がきれいに閉じるんですよね。物語としての完成度が高いから、読み終わったときの満足感が強い。
『街とその不確かな壁』の方は、逆に未完成の感触をあえて残していて、ストーリーを「閉じる」よりも「余韻に漂わせる」方向に寄っている印象があります。だから人によっては「深いけどまとまらない」と感じやすい。
しっくりきたのが『世界の終り〜』というのは、物語としての“構築美”を大事にして読むスタイルなのかもしれませんね。
ちなみに、村上春樹の他の作品だと『世界の終り〜』のように“物語としてきれいにまとまっている”タイプと、“余韻に開かれたまま終わる”タイプがありますけど、どっちの方が好みですか?
僕: まとまっている方が好きかな。と言ってもまとまっている方の他の作品が思いつかないけど。
私: なるほど 😊
村上春樹って「謎を残して余韻で終わる」タイプの方が多いので、「きちんとまとまっている」作品は少しレアなんですよね。
例を挙げると――
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『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』
→今話してる通り、幻想と現実が綺麗にかみ合って終わるタイプ。 -
『羊をめぐる冒険』
→少し余韻は残るけど、物語的には主人公の旅が「決着」まで描かれていてまとまりがある。 -
『海辺のカフカ』
→幻想的だけど、主人公たちがそれぞれの旅を「終わらせる」ところまで描かれているので比較的きちんと閉じる。
一方で、『ねじまき鳥クロニクル』や『1Q84』みたいに、結構な謎を残したまま終わる作品もありますね。
もしかすると、あなたが気に入るタイプは「異世界性や幻想要素はあるけど、最後に一本の線として繋がる物語」なのかもしれません。
試しに、もう一作読むとしたら『羊をめぐる冒険』と『海辺のカフカ』、どっちが気になりますか?
――以上。質問形式にすると考えが綺麗にまとまっていいですね。AIにばっちり次のおすすめまで紹介されました。海辺のカフカは読んだので次は羊をめぐる冒険を読んでみようかな?
ではまた!


