今日の仕事の帰りに乗った路線バスでのこと
JR高槻発枚方市駅行きの京阪バス
バス亭にはかなり長い列が出来ていて
到着したバスに次々と人が乗り込んでくる
私は2人がけシートの通路側に座った。
他の席も埋まって吊革もって立つ人の間を縫って1人の男が乗り込んできた。
私の席の通路隔てて隣に座ってるオジさんに 「これ枚方行きますか」とたずねた。
オジさんは「行きます」とうなずいて答えた。
「よかった~枚方行きで」 とその男。
それまでは何も思わなかったんだけど・・
男は今度は私に向かって
「座らせてもらえます?」
この一言で車内の空気が一瞬凍りついた。
私も一瞬 聞き間違ったかと思い、じっとその男を見た。
そしたらまた 「座らせてもらえないですか?」 と。
見たところ年は30代前半くらいで健常者。
大き目のリュックは抱えてたけど、それくらいの荷物持って立ってる人は他にもいる。
小さな子供抱いてるわけでもない。
なぜこいつのために席をゆずらなきゃならないのよ?
無言でその男の顔じっと見た。
近くに立ってる若い女の子とかモロに怪訝な顔をしてる。
男は 「ダメ・・ですか」 とあきらめたように言ってキョロキョロして
満員バスの車内、むりやり後ろに移動した。
振り返って見た訳じゃないけれど一番後部座席を詰めさせて無理やり座った模様。
そして隣の男性客にやたら話しかけていた。
よく聞こえなかったけど・・・
話しかけられた男性はシブシブ相手してるような感じにうかがえた。
毎日の通勤途中ってたまに変な人に出くわすことあるけど
自分より先に座ってる人をどかせて自分が座ろうとする若者にはまいったよ。
まったく悪びれず当たり前みたいに言うんだもの。
相手によればひどい目に合わされるかも知れないのにさ。
一瞬ブランキー・ジェット・シティの「冬のセーター」という曲を思い出した出来事だった。