【前回までのあらすじ】

使われないが価値のある武将カードが取引されずいるのはもったいないので、取引手数料の規制緩和をして、取引を活発にさせてらどうかと提案したところ、デメリットとしてバブルを引き起こし、全体的にマイナス影響の可能性があることがわかりました。バブルがどういうカードに起こるのか、一部なのか、全体に及ぶのかは詳細を見て行かないと行けません。


さて、以前TPは武将カードと交換するための「通貨」と説明しました。ブラ三にはTPの銀行はありませんが、アイテムボックスにTPコインがあり、これは統合を超えて使用できる貯金と言えます。これらをあわせてマネーサプライということができます。


トレードによるTP手数料を撤廃した場合、これまで支払われたTP分がそのままマネーサプライを増加させます。じゃあ、マネーサプライが増加すれば物価は上昇するのかについては、いくつかの考察があります。



[貨幣数量説]と呼ばれる考え方で、下の式で示される。

M(マネーサプライ残高)×V(通貨の回転率)=P(物価)×Q(取引数量)


通貨の回転率とは、現在のマネーサプライが、一定期間中に何回使われるかという回数を意味する。取引がマネーを使って行われるのだとすると、上式は常に成立するはずだ。そうであれば、左辺でMを増やせば右辺のPが上がるのは自然なことだというわけだ。


上記は、三菱UFJリサーチのwebサイトからの抜粋です。

http://www.murc.jp/thinktank/rc/column/igarashi/column/igarashi130702


ここで、ブラ三の場合、Q(取引数量)は出品数量上限が20であることから、この限界以上増えません。現在TP所得の主な収入源にしているプレイヤーが一定ならば、なおさらです。TP出兵プレイヤーが出品組に回らない限りQは増えないのではないかと考えます。ガチャを回さないとそう簡単なことでなく、増えても微増ではないかと。


Vはwikipediaでは、売買契約の約定回数とされていて、トレードの回数も入札数の上限が20と制限されているので、増えるとすれば、市場閉会後の即落札による回数分の増加といえます。ですが、現在、武将カードの所持上限が600と決まっており、即合成で消滅させない限り、取引の回数にも限界があります。


逆に今回、武将カード所持数上限の拡大は、V(通貨の回転率)を増加させたかも知れないので、TP所得の主な収入源にしているプレイヤーの間で取引される武将カード、例えばUR水鏡は物価上昇してるかもしれません。(一度も入札すらしたことがないので、相場感がなくすんません。)