大手Gキャブを辞めた私は暫く自宅で
暇を持て余していた…ソロソロ職を探さ無い
と生活がヤバイかな?と感じ始めていたが
何となくヤル気も出ず毎日寝ては起きて煙草
に火つけてPCに向かいネットをさ迷い適当な
時間を過ごしていた…

ある日私の部屋の外から扉のポストに無理矢理
何かを入れる音で起きた?「どうせピザ屋か宅配
寿司のチラシだろ?」と放置したが気になりポスト
を開くと予想通りのチラシの中に求人のチラシが
有り目を通すとそこにTAXI乗務員の募集の記事が
取り合えず就職を探して居た私は電話を入れ面接
を取り次ぎ面接を受けた…

そこは未だ出来て数年の会社で小さな事務所に
車両の台数も15台の場所でした…余りの規模に
最初私は不安でしたが面接が進み又家庭的な
雰囲気の感じも有りそこで採用して頂きたいと
願った…

面接を終える頃に私は採用決定の結果は判り
ましたが、私には二種の免許が無くそれを習得
しなくては成りません…大手の会社ですと養成
費用は会社が出してくれ免許習得迄日当も出ます
がこちらの会社は自費及び日当は出ないとの事…
まぁ小さな会社で仕方が無いのですが私にも事情
が有りますので交渉を続け何とか二種の費用だけ
でも?と御願いしてみると結果半分を負担してくれ
との事…こちらもこれ以上は無理と判断して条件
を受け入れて採用が決まり面接が終わりました…

面接を終えた私は仕事も決まり息抜きに帰りがてら
パチンコをして帰宅…ふと携帯を見ると会社からで
携帯が鳴ってから4時間以上経過しており慌てて連絡
を入れて見ると先程の面接官から翌週の同じ曜日の
午前中に来てくれとの事と必要な書類を提出して欲しい
との連絡でした…

翌週、必要書類を持参し会社に到着すると面接官ともう1人
男性が居てその人から「教習所の入校日が決まりました、
後当初は費用を半分自己負担とお伝えしましたが社長と
相談致した所◯◯さんの若さと将来性を見込んで全額負担
致します…ただ日当は出せないのと一年間は養成上の決まり
で退職出来ません退職した場合にはペナルティ料金を頂きます」
と伝えられそれを了解した私は持参した必要書類をその人に
渡した…後にその人が専務で有る事を知るのは免許を習得し
会社へ戻ってからで有る。

さて、次回からは私の教習所生活を書き込みます
まぁ、運転手として1人立ちまで未だ未だ先ですが
気長におつき合い下さい
辞める事を決めた私は直ぐに行動を起こした…
相方や周りからは引き止められたが私の決心を
知ると誰も私を相手にしなくなった…

ある日、私が配車ミスした時には乗務員さんが
無線室へ抗議しに怒鳴り込んで来たが「彼奴は
今月末で辞めてしまうから?」と小声で諭され

形だけでは辞める事を惜しむ声は上がるけど
私は段々と疑心暗鬼になり早く退社の日が来
ないか?と時間の経過を待っていた…

退職の日 私は誰からも声をかけられる事も無く
帰宅の準備をして会社を出た!太陽が眩しく
私は少しため息をついて歩きはじめたが心は
清々しい気持ちでバス停からバスに乗り帰宅するのでした。

その日は出社した時から職場の雰囲気が違った…
何が違うか私には良く判らなかったが警報が私の
中で響いて居た…取り合えず無線室へ入り荷物を
置いて仕事を始める準備を使用としている時に
彼女が私に声を掛けて来た…そう、私が研修の時に
指導した女性が彼女で有る

彼女は私に「ここに有った物知らない?」と問いかけ
私は彼女の問いかけにピンと来たが「何が?」と聞き返した
すると「貴方が置いた忘れ物よ?ゲーム機」とさらに問いかけ
「無くなったのよ!」と強い口調で迫って来た…

「 確か一日前に私が未だ有る所確認済みだが
次の出番にはそこに無くお客さまへ引き渡したのか?
と思いましたが?」と答えた…

事の経緯はこうだ
確かに無線室の箱の中にDSLightは有った
だがその時点で落し主からの届出が無い為
暫く保管して様子見ていた…先日お得意様を
乗せた乗務員からお客さまがゲーム機を探し
て要る様子と連絡を受けたらしいので係長が
確認を取りお客さまの品物と確認され後日
お渡しする約束をして帰宅…だがお客さまが
取りに来た時には物は何処を探しても見つからず
お客さまは激怒して帰宅し会社は頭を痛める
事に…そこで色々と内部調査を続けながら
探していたら私が浮かび上り事情聞いて来た
ので有る

私は身の潔白を主張し続け理解を求めたが
疑いは晴れておらず相方もイライラしていた
それから数日過ぎて結局お客さまと交渉した
後に会社がゲーム機本体とソフトを弁償する
事になり騒ぎが落ち着いたが私に対する周りの
風当たりは少しつづ温度差が出始めしだいに
孤立していき私はとうとう自分の中で会社に
対して嫌気が出て来た…相方と私は何故か二度目
の始末書を書かされ係長へ提出した

事件も沈下に向かい数日が過ぎた頃
無線室に副所長が表れ私に「事件は解決したが
机の中やロッカールームから暫くして出ると思が
◯◯君の方は大丈夫かね?」私は唖然としたが苦笑
して職務を続け辞める決意を心に決めた…続く


今から思えば、多分あの人が犯人かな?…
それは私がある程度仕事も覚えて配車もでき
当直が出社する迄の間一人で業務をこなせる
様に成長した頃に起こった事件でした…

その日は相方が出社する迄私が無線室と事務所
を見て居て配車の傍に乗務員さんを点呼し車両を
出庫したり乗務員書の準備をしていた時に仕事を
終えた乗務員さんから「これ!」と渡された物が
有りました…それはピンク色のDSLightで
確かポケモンだったかのソフトが付いた状態でした
私はそれを受け取り乗務員さんに忘れ物を発見した
際に書く報告書を書いて貰い私も同じく忘れ物を管理
するノートに書き込み無線室の中に有る箱へ保管し
又業務や配車をこなしていました…

会社により違うとは思いますが通常財布等の貴重品は
金庫やそれに変わる場所に厳重に保管され必ず責任者が
確認しお客さまが身分証を提出して本人確認をした後に
返品されますが携帯や傘等の物は余りお客さまから
問い合せが無く暫く保管した後に警察署へ引き渡す仕組み
です…ですから今回のDSLightも扱いは携帯と同じく
貴重品では無い為無線室の箱へ保管と成りました…

暫くして相方が出社して来たので私は忘れ物の報告がてら
「珍しい物が無線室に忘れ物で有るよ?」と言い確認して
貰いました…その時に私は気づくべきでした…
DSLightが貴重品で有る事に?

当時DSLightは常に品薄状態で何処を探しても入荷待ち?
入荷しても数が少ない為DSLightを餌に人々を呼び込む店
も有りました…そんな人気商品でしたから瞬く間にDSLight
の忘れ物は会社で話題になり無線室を含め乗務員の間でも
このまま落し主が居なきゃ良いね?と狙われた状態でした

そして事件が起こったのです…続く

会社に戻ると係長は無線室で鳴り響く電話への対応に追われて居た
相方はこれ又係長がやり残した乗務員書の整理を余儀なくされブツブツ
と文句を言いながらも処理をし翌日の当直への引継ぎの準備をしていた
私と相方は少し落ち着いた頃に係長へ報告し係長の指示で相方と2人それぞれ
報告書を作成し提出してその日は帰宅した…

次の出番の日私達は副所長に呼び出され先日の報告と何故か始末書を書かされ
更に所長へ報告と始末書を提出しタップリとお灸をすえられたのは言う迄も無い

その事件以来私と相方は絆も深まりお互いを信頼出来る程仕事も順調で楽しく
思て居た…だが私達はこれから起る更なる大事件に巻き込まれて行く事に気が付いて
無くつかぬまの時間を過ごすので有る…そうこの事件が私の未来を左右する事になる
とも知らずに…続く