NTT、衛星データのみで道路陥没の予兆検出 数年ごとの点検の見落とし防ぐ

門馬 宙哉

 

日経クロステック/日経コンストラクション

 

 

NTT、衛星データのみで道路陥没の予兆検出 数年ごとの点検の見落とし防ぐ | 日経クロステック(xTECH)

 

NTTが開発したSAR衛星データを用いた道路陥没の予兆検出技術(出所:NTT)

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 NTTは天候や昼夜を問わず観測できる合成開口レーダー(SAR)衛星の電波データを解析することで、道路陥没の予兆を検出する技術の実証に世界で初めて成功したと2025年11月7日に発表した。地表付近の空洞を衛星データのみで検出できるため、数年ごとに実施する現地調査に比べて高頻度で空洞の有無を把握できる。従来の地中レーダー探査車を使う方法と比べ、コストを約85%削減できる見込みだという