アマン京都
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パーク ハイアット 京都
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ブランドものを買わなくなった富裕層のカネは「超高級旅行」に流れている
エコノミスト(英国)
ロンドンのメイフェア地区にあるブラウンズ・ホテルの外では、スマートなコートとシルクハット姿のドアマンが、宿泊客をタクシーまで丁寧に案内している。ここの最上級スイートルームは一泊6000ポンド(約120万円)を超える。
バーでは26ポンド(約5200円)のカクテルが人気だ。混み合うロビーの様子を見る限り、こうした贅沢に喜んでお金を払う客が途切れる気配はない。
拡大する高級ホスピタリティ市場
今日のラグジュアリー業界では二極化が進んでいる。
経済の不確実性が高まるなか、人々はブランドもののバッグやハイヒールのような高級品への支出を控えている。コンサルティング企業ベインによれば、2025年の高級個人消費財の売上高は2~5%減少する見通しだ。
それでも富裕層は、ラグジュアリーな旅行への支出は惜しまない。ファーストクラスで飛び、格式あるホテルに滞在し、一生に一度あるかないかの体験を楽しむのだ
経済の不確実性が高まるなか、人々はブランドもののバッグやハイヒールのような高級品への支出を控えている。コンサルティング企業ベインによれば、2025年の高級個人消費財の売上高は2~5%減少する見通しだ。
それでも富裕層は、ラグジュアリーな旅行への支出は惜しまない。ファーストクラスで飛び、格式あるホテルに滞在し、一生に一度あるかないかの体験を楽しむのだ
コンサルティング大手マッキンゼー・アンド・カンパニーは、世界の高級ホスピタリティ市場の売上高が、2023年の2400億ドル未満から、2028年には3900億ドルを超えると予測している。
ソフィテルなどの高級ホテルから手頃なイビスブランドまでを傘下に持つアコー・グループのセバスチャン・バザンCEOは、現在35%前後を占める高級部門のキャッシュフロー比率を、2030年までに50%へ引き上げる方針だ。
このラグジュアリー業界の新しいトレンドの背景には何があるのか? そして、この流行はいつまで続くのか? 以下で見てみよう。