トランプ氏「ウクライナは全ての領土奪還可能」、異例の方針転換

Robbie Gramer

 

 

トランプ氏「ウクライナは全ての領土奪還可能」、異例の方針転換

 

 

ウクライナのゼレンスキー大統領(左)とトランプ米大統領。国連で23日撮影

 

 

ドナルド・トランプ米大統領は23日、ウクライナがロシアに奪われた領土を全て奪還できるとの見解を初めて示した。さらに、北大西洋条約機構(NATO)加盟国の領空にロシア軍機が侵入した場合、撃墜するよう同盟国に促した。世界の指導者が国連総会に集結する中、トランプ氏が異例の方針転換を表明し、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領への圧力を強めた格好だ

 

 

トランプ氏はこの日、国連でウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談。会談後にソーシャルメディアへの投稿で、ロシアの戦争行為は明確な目的がないと批判した。

「ウクライナ・ロシアの軍事・経済情勢について完全に理解し、ロシアが経済問題に直面しているのを目の当たりにした上で、私はウクライナが欧州連合(EU)の支援を得て、元通りに全ての領土を奪還する戦いを続け、勝利する立場にあると思う」とトランプ氏は述べた