世界で最も囚人の多い国TOP10
刑務所は、その国の司法制度や社会統制のあり方を反映し、懲罰的なアプローチから大量収容モデルまで、さまざまな形態があります。 世界には、抑圧的な政策や政治的統制の手段として刑務所が利用され、囚人の数が極めて多い国もあります。
アメリカは200万人以上の囚人
を抱え、世界最多となっています。特に「麻薬戦争」の影響を受け、薬物犯罪や窃盗、強盗などの罪で多くの人が投獄されています。
中国では約160万人の囚人
が収容されており、一般的な犯罪者に加え、政治的な敵対者も処罰の対象となっています。
ブラジルは受刑者数62万2,000人
に達し、刑務所の過密状態が深刻です。多くの施設がギャングの支配下にあるとも指摘されています。
インド(41万9,000人)
や
ロシア(42万人)
では、暴力犯罪や経済犯罪が主な収監理由となっており、刑務所環境が劣悪な場合も少なくありません。
トルコ(32万5,000人)
では、多くの政治的反対派やジャーナリストが収監されています。
タイ(30万人)
や
インドネシア(26万6,000人)
では、薬物関連の逮捕が多く、厳しい法律により長期刑が科されることが一般的です。
メキシコ(22万人)
や
イラン
も厳格な刑務所制度を持ち、特に麻薬密売や国家に対する犯罪に関与した者が収監されるケースが多く見られます