自民党は断末魔の苦しみにある」 石破辞任を海外メディアはこう報じた
日本政治の「混乱」と「ポスト石破」分析
9月7日、官邸での記者会見で辞任を表明した石破茂首相 Photo by Toru Hanai - Pool/Getty Images
エコノミスト(英国)ほか
COURRiER Japon
石破茂首相が自民党の総裁を辞任すると表明したことを受け、海外メディアも日本政治の混乱や「ポスト石破」について分析している。
「死に際にある自民党」
米紙「ニューヨーク・タイムズ」は記事の冒頭、石破の辞任によって「激動の時代を迎えている日本は政治的混乱期に突入した」と指摘。そのうえで、右翼ポピュリズムの台頭やトランプ政権との貿易交渉など、日本が直面している数々の問題について報じている。
石破退陣の背景にあるのは7月の参院選での大敗だ。振るわなかった自民党に対し、「過激なナショナリズムで若年層の票を集めた」参政党が躍進。その選挙結果は、「この国の政治を変える世代間の亀裂の深化を露呈した」と同紙は伝えている。
日本政治に詳しい識者に言わせれば、それはつまり、「死に際にある自民党がもがき苦しんで