HYDE監修のコラボモデル「TE-J2-666」も予約受付開始
AVIOT、「ハイプレシジョン2wayドライバー」搭載の完全ワイヤレス「TE-J2」。ピエゾ×ダイナミックの同軸構造
2025/05/29
編集部 : 伴 修二郎
プレシードジャパンは、同社AVIOTブランドからハイエンドライン “Jシリーズ” の完全ワイヤレスイヤホン「TE-J2」を、2025年8月上旬に発売。本日5月29日(木)10時より予約受付を開始する。価格は33,000円(税込)。カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色を用意する。

あわせて、LʼArc-en-Ciel/VAMPSのヴォーカリスト・HYDEとのコラボレーションモデル「TE-J2-666」も発表。5月29日(木)10時よりAVIOT ONLINE MALL限定で予約受付を開始する。価格は39,660円(税込)。予約期間は8月31日(日)23時59分までで、2025年9月下旬以降順次お届け予定としている。

「TE-J2」はピエゾ×ダイナミックの「ハイプレシジョン2wayドライバー」を搭載
「TE-J2」は、AVIOTのハイエンドライン “Jシリーズ” の完全ワイヤレスイヤホン第2弾モデルとして、11mmピエゾドライバーと10mmダイナミックドライバーを組み合わせた「ハイプレシジョン2wayドライバー」を搭載するモデル。同シリーズの音響性能と先進性を受け継ぐ最新モデルだと謳っている。
ピエゾドライバーは、振動板と圧電素子とが一体で形成され、電気信号をそのまま振動に変換できるドライバーユニット。微弱な信号でも反映が可能なため応答性が高く、高精度かつ繊細なドライバー駆動が可能。加えてボイスコイルやマグネット(永久磁石)を使わないため部品点数が少なく、高い組立精度を担保することが可能だとしている。

サウンド面では、高い解像度と微細なダイナミクスで音源を忠実に再現することが可能で、艶がある伸びやかな高域、特に “超高域” の表現と楽曲の空気感の描写力が魅力だという。
さらに、ピエゾドライバーとの組み合わせを考慮し新規開発したダイナミック型ドライバーを同軸上に配置しており、薄型ドライバーの利点を生かして振動面の差を1.1mmで配置することで、ドライバー間の位相差を極限まで低減したとする。

このハイプレシジョン2wayドライバーにより、艶やかな中⾼域と豊かな低音域を備え、楽曲の空気感までも鮮やかに描写するサウンドを実現したとアピールしている。
BluetoothコーデックはAAC、SBCに加えて、LDACにも対応し、ワイヤレスでもハイレゾ音源の魅力を味わえる。BluetoothバージョンはVer5.3、プロファイルはA2DP/HFP/HSP/AVRCPをサポートする。
立体音響効果「3Dスペーシャルオーディオモード」を搭載し、イヤホン側もしくは専用アプリからいつでもモード切り替えが可能。AVIOT独自の頭外定位アルゴリズムを用いることで、楽曲の再現度をそのままに前方の音像定位を生成、まるで実際にその場にいるかのようなリアルな臨場感やステージ感を実現するという。
ノイズキャンセリングは、外からのノイズを検出する「フィードフォワード」マイクと、内側のノイズを検出する「フィードバック」マイクを左右あわせて4基搭載するハイブリッド方式。さらに周囲の状況に応じて騒音抑制の強度を自動的に調整する「アダプティブハイブリッドノイズキャンセリング」に対応する。高い騒音抑制性能を備えながらも、ノイズキャンセリングで起こりやすい使用時の圧迫感を抑え、ナチュラルで快適な使い心地に仕上げたとする。

連続再生時間はイヤホン単体で最大約12時間、充電ケース併用で最大約52時間のロングバッテリーを実現。約10分の充電で最大約1.8時間の使用が可能な急速充電や、手持ちの充電パッドの上に置くだけで充電が行えるワイヤレス充電にも対応する。
ハウジング素材には、医療器具を製造するイーストマン社開発の次世代コポリエステル樹脂「トライタン リニュー(Tritan Renew)」を採用する。サステナブル素材としても注目される一方、耐薬品性・強靭性・耐熱性に優れ、ガラスのような透明度も備えており、造形上の美しさと実用性を両立したとする。

本素材は不要振動も発生させにくいため、ハウジング内の共鳴も低減。音響性能はももちろん、アクティブノイズキャンセリングやマイクシステムの精度も向上し、共鳴の影響を除去するための計算負荷も軽減するなど、様々な機能の性能向上につながったという。
イヤホン本体は小型軽量で耳への干渉を最小限にしたスリムデザインを採用。イヤーピースだけでなく、耳甲介腔(カイタス・コンチャ)と呼ばれる耳穴の下部に位置するくぼみで保持する「コンチャフィットデザイン」と、独自設計のショートスリムノズルを組み合わせており、耳への負担が少なく、長時間の使用でも疲れにくい装着感を実現したとする。

イヤーピースには肌に優しい医療シリコンを採用。さらに表面にマイクロドット特殊加工を施すことにより、防汚効果と高い透明度によるデザイン性、そしてシルクのような滑らかさによる優れたフィット感と、高い遮音性を実現したという。
イヤホン本体は楽器を想起させる有機的で滑らかな曲線や、煌びやかなディティールを取り入れたクリアデザインで、ガジェットとしてのスタイリッシュさも兼ね備えたとアピール。スリークラインによる陰影がシルエットの美しさを際立たせ、美しさと機能性を両立したとする。
充電ケースは、「まるで楽器のケースのように艶やかな質感をまとった」とする高品位な人口皮革素材を採用。前モデル「TE-J1」と比較して大幅な小型化を実現したことで、より手なじみがよく使い勝手のよいサイズ感に仕上げたとする。また、高級感がありながらカジュアルシーンやファッションにもマッチする、使用シーンを選ばないデザインに仕上げたとする。


専用アプリは、ユーザーインターフェースとデザインをより使いやすく、分かりやすく⼀新したとする新アプリ「AVIOT Connect」をリリース。現行アプリ「AVIOT SOUNDME」と比較し、動作安定性や接続性が大幅に向上したとする。なお、AVIOT Connectは過去発売の既存モデルにも順次対応予定とのこと。
AVIOT Connectではプリセットチューニングも一新し、より幅広い用途に対応できる設定をラインナップ。様々なジャンルの音楽を堪能できる「Bass Boost」「MidBoost」「Treble Boost」に加え、動画コンテンツの声が聞き取りやすい「VOICE」、映画のセリフや迫力を楽しめる「MOVIE」、ライブ会場のような臨場感の「LIVE」などを搭載している。
機能面では、最大2台のデバイスと同時接続が可能なマルチポイント機能、ボタン1つで周囲の音を取り込める外音取り込みモード、話し声と周囲のノイズを判別・除去するAIアルゴリズムを活用してクリアなハンズフリー通話を実現するAI技術通話機能、音ズレを抑制するゲーミング(低遅延)モードなどを備える。
イヤホン本体はIPX4規格の防水性能の準拠するほか、片耳のみでの使用が可能な片耳モードもサポートしている。付属品として、シリコンイヤーピース6サイズ(SS/S-short/S-tall/M-short/M-tall/L)を各1ペアずつ、充電用のUSB Type-C to Type-Cケーブルなどを同梱する。
プロダクトデザイン・音質・パッケージをHYDE本人が監修したコラボモデル「TE-J2-666」
「TE-J2-666」は、TE-J2をベースに、プロダクトデザイン・音質・パッケージ仕様をHYDE本人が監修し、完全新規録りおろしのオリジナルボイスガイダンスを搭載したコラボレーションモデル。

サウンド面では、ディストーションなどのロックな質感を迫力あるサウンドで表現するHYDE監修のチューニングを採用する。全体に力強いエネルギーを宿しながらも、ボーカルが埋もれないよう繊細に音のバランスを調整。「ロックの熱量とHYDEの表現力が共鳴する、特別なサウンドチューニング」と謳っている。
電源のON/OFFや接続状況を知らせるボイスガイダンスには、本機のために完全新規録りおろしされたHYDE本人のボイスを搭載し、「ユーザーに静かに語りかけ、時に鼓舞して背中を押す」とのこと。操作状況を伝えるボイスガイダンスに加え、いつでも好きなタイミングでランダムにHYDEの声が聴けるランダムボイス機能も備える。

外観面では、「漆黒のボディに鮮烈なレッドの差し色が映える」HYDEの美学を纏った特別仕様のデザインを採用。高品位な人工皮革素材を採用したケースには、「HYDE」ロゴと「h」ロゴを両サイド面に配置し、「AVIOTのクラフトマンシップにHYDEの美学が重なり、感性と機能が静かに共鳴する、唯⼀無⼆のデザインに仕上げた」そうだ。

そのほか、パッケージはブラックのエンボスレザー風仕上げに、漆黒の「蛇十字」ロゴを施したスペシャルデザイン仕様となっている。本日5月29日よりHYDE本人が出演するスペシャルプロモーションムービーが、AVIOT公式YouTubeチャンネルおよび製品サイトにて公開されている。

本コラボモデル発表に際して、HYDE本人からコメントが寄せられている。全文は以下の通り