ゴールドウイン開発の「ネイチャーパーク」に設計者8組が参画、富山で27年初夏開業へ
中東 壮史
日経クロステック/日経アーキテクチュア
ゴールドウイン開発の「ネイチャーパーク」に設計者8組が参画、富山で27年初夏開業へ | 日経クロステック(xTECH)
スポーツアパレル大手のゴールドウインは、富山県南砺市で開発を進めるネイチャーパーク「Play Earth Park Naturing Forest(プレイアースパーク ネイチャーリング フォレスト)」の全貌を、2025年4月25日に発表した。緑豊かなランドスケープの中に宿泊施設やアウトドア体験施設などを建てる大規模プロジェクトで、年間100万〜150万人の来場を見込む。
「Play Earth Park Naturing Forest」の完成イメージ(出所:ゴールドウイン)
[画像のクリックで拡大表示]
同プロジェクトは、ゴールドウインが創業70周年に当たる20年に構想し、21年に策定した中期経営計画における長期ビジョン「PLAY EARTH 2030」で発表したものだ。「PLAY EARTH(地球と遊ぶ)」をコンセプトに掲げる。
ゴールドウインの渡辺貴生代表取締役社長は25年4月25日に開いた構想発表会で、「多様な生物が共生する自然環境を設計し、子どもたちが直感的に遊びたくなるようなランドスケープを計画している。様々な不思議に出会って好奇心のままに探求できるような、新たな『原体験』の機会をつくりたい」などと意気込みを語った。
Play Earth Park Naturing Forestの意気込みを語る、ゴールドウインの渡辺貴生代表取締役社長(写真:日経クロステック)
[画像のクリックで拡大表示]
計画地は、同社の創業地である富山県の南西部に位置する南砺市の桜ヶ池周辺である。面積約40万m2と広大な敷地を、「パークエリア」「フォレストエリア」「ガーデンエリア」の3つに分けて、キャンプ場やヴィラ、コテージ、物販、公園、ガーデン、アクティビティ施設などを整備する。
25年5月に造成工事を始め、27年初夏の開業を目指す。総事業費は25年4月時点で非公開。施設の使用料などは検討中だ。プロジェクトの開発や施設運営などは、ゴールドウインが23年に設立した子会社「PLAY EARTH PARK(プレイアースパーク、富山県小矢部市)」が担う。
Play Earth Park Naturing Forestの施設配置イメージ(出所:ゴールドウイン)
[画像のクリックで拡大表示]
Play Earth Park Naturing Forestのランドスケープイメージ(写真:日経クロステック