大阪・関西万博の20施設以上が太陽工業の膜材、「ETFE」「ミラー」「西陣織」など
川又 英紀
日経クロステック/日経アーキテクチュア
会期が約半年間の大阪・関西万博では、パビリオンの屋根に解体しやすく軽い膜材がふんだんに使われている。この領域で独走するのが太陽工業(大阪市)だ。世界初の多種多様な膜材を万博に投入している。
万博パビリオンに使われる膜材のメーカーといえば、太陽工業の名が挙がる。1970年大阪万博で世界初の低ライズ方式の巨大空気膜構造を採用した「アメリカ館」を構築して飛躍した。空気膜構造は東京ドームにつながった。
万博と縁が深い太陽工業は大阪・関西万博でも存在感を放つ。膜材の開発から設計・施工、施設運営に至るまでグループ各社が広く関わる。その数、約30施設。太陽工業の能村祐己社長は、「膜材の供給だけでも20施設を超える」と話す。
太陽工業の能村祐己社長。大阪・関西万博では20以上のパビリオンや施設に膜材を供給した。既に2030年にサウジアラビアで開催される「リヤド万博」に向けて商談を進めている(写真:生田 将人)
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太陽工業の膜材を採用した主なパビリオンや施設
それでは太陽工業の膜材を採用した、大阪・関西万博の主なパビリオンや施設を写真で紹介しよう。
(写真:日経クロステック)
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(写真:生田 将人)
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(写真:生田 将人)
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(写真:鹿島)
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(写真:太陽工業)
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ETFE:熱可塑性フッ素樹脂フィルム膜、PTFE:ポリテトラフルオロエチレン、PVC:ポリ塩化ビニール
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