Copilot は間違いをする可能性があります
ページの内容に基づくと、
「30歳ぐらい年上の女性を好きになるのはおかしいですか?」
という質問に対して、
多くの回答者が
「年齢差は恋愛において特に問題ではない」と意見を述べています。
一部の回答者は
「本当の愛であり素晴らしいこと」と感想を述べており、
年齢差があっても恋愛は成立し得るというポジティブな見解を示しています。
また、恋愛は年齢に関係ないとしつつも、
個々の人生経験や状況により異なる結果が生まれる可能性も指摘されています。
一方で、
年齢差が大きい恋愛には
一定の課題が伴う場合もあるという
現実的な視点も示されています。
たとえば、人生の段階や結婚観の違いが、
恋愛やその先の関係に影響を及ぼすこともあるかもしれません。
大切なのは、お互いの気持ちがどれだけ深く、共感し合えるかという点。
年齢の壁を乗り越える人間関係が築けるなら、
それはとても尊いものと言えるでしょう。
ページの全体の内容を踏まえましたが、あなたはどう感じますか?
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34歳差カップル】62歳の年上彼女が明かした出会い、彼と同じ歳の息子の反応とは?
ミセスコンテスト出場経験もある、美貌の持ち主かおりんへのインタビュー。今回は34歳年下彼氏との出会い、年の差カップルに対する周りの反応や、仲良しの秘訣など、 内容盛りだくさん! モテ女性かおりんの恋愛テクニックも必見です
彼氏さんとの出会いは何でしたか?
Facebookで彼から連絡があったのがきっかけ。でもそれは女性として連絡があったのではなく、私が仕事でモデルをしているので「モデルさんに興味があって……」って感じだったみたい。
連絡はあったけどとくにお誘いもないから、「ご飯行きませんか?」って私から誘ったんだよね。
実際会うことになった時、待ち合わせの時に「着きました」って連絡がきたもののそれらしき人がいないから、騙されたのかなって思って(笑)
そしたら、彼が私の元へ走ってきて「急にトイレに行きたくなって…… 心配かけてごめんね。」ってすごく申し訳なさそうに謝ってくれて「良い人だな、誠実な人だな」って思った。
ーー第一印象から好きだなっていう気持ちはありましたか?
その時は、年齢差もあるし「好きだな」「イケメンだな」とかそういう恋愛的な気持ちはなかった。でもご飯を食べてる時に楽しくて「もっと一緒にいたい」って気持ちになったかな。
当時彼は24歳で、私が58歳なんだけど「58歳って嘘でしょ?なんかの間違いでしょ?」って言われて嬉しかった(笑)
ーー相手のことを異性として意識しだしたのはいつですか?
カップル席みたいな、ソファー席のところに座って食事をしていた時「キスしてほしいな」って思ったのを覚えてる。その時かな。
食事が終わって会計をする際に、彼から「いつもどうしてるんですか?」って聞かれたの。彼は、年齢差もあるからお金を出すべきか折半すべきか悩んでいたみたい。それで私が「男性とご飯にいった時にお金を出したことない」って言ったらしいの(笑)よく覚えてないんだけど……(笑)
そしたら彼が「僕が初めて割り勘する男性になりたくない」って思ってくれたらしくて、私がトイレ行っている間に支払いを済ませてくれたんだよね。
そのあとは彼が「夜遅いから送っていく」って言ってくれて、帰り道の20分間手をつなぎながらマンションまで送ってくれた。
普通初めて会った人と手をつなぐ時って色々考えるじゃない? でもそういうのも考えずに手をつないでたから、彼の前で自然体だったんだと思う。
送ってくれた後、マンションの前の公園で「ありがとう」って言って私からキスした(笑)アプローチしようとか何かしようとかじゃなくて、自然にキスしたくなって軽いキスをしてたかな。それで、その日はさよならした。
その時、彼氏は「うまいな」と思ったらしい(笑)思わせぶりやなって(笑)
男性は気が弱いところがあるから、女性がちょっとこうドアを開けて……みたいなほうがうまくいくかも(笑)
私がまた会いたかったから「今度は私からご馳走させてね。」って私から誘った。それからデートを重ねて、2カ月後くらいにお付き合いしたかな。
ジェネレーションギャップが面白い!
ー年の差で悩んだことや苦労したことはありましたか?
まったくない! むしろ面白い!!
テレビを一緒に観てても「沢田研二がどうのこうの、ジュリーがどうのこうの……」って話をすると全然伝わらなくて(笑)
あと、今スマホで調べる時「ぐぐって」ってみんな言うと思うんだけど、私「引いて」ってって国語辞典みたいに言ってしまうの(笑)
「かおりちゃん今そんな言い方しいひんよ(笑)」って彼に言われたりとか。そういうのが面白いんだよね。
ーー年下男性は頼りないイメージがありますが、実際はどうですか?
むしろすごく頼りがいがあるし、すっごく頼ってる! 私が甘え上手だと思う(笑)
つい最近も、カーテンをしめてほしくて「ひーくん~」って彼の名前を呼んでカーテンを指さしたんだけどね。彼が爆笑しながらカーテンをしめてくれて「かおりちゃん、自分のこと魔法使いやと思ってるやろ?」って言われて(笑)
「優しい~」って言ったら面白がってくれる彼だからこそうまくいくのかも。あとは、「かっこいい」とか「頼りになる」とかもいっぱい言ってるかな。
ーーとてもな仲良しなお二人、うまくいく秘訣はなんですか?
彼をリスペクトしてることかな。私たちはすごくコミュニケーションがとれてると思う。
前に仕事帰りの彼に買い物に連れて行ってもらったことがあってね、買い物から帰ってきて私が料理をしてる時に、彼がソファーで寝転んでて……。その時に彼が「かおりちゃん、お料理作ってくれてるのに、僕が寝転んでて嫌な思いしてない?」って聞いてくれたから「買い物も行ってくれてありがたかったし、むしろ私はゆっくり寝転んでくれるほうが嬉しい」て言ったら「そう思ってるんならゆっくりさしてもらおう」って(笑)
ーーお互い思いやりがあって素敵ですね。
うん、やっぱり話をするって大事。私たちは「こういうことはしてほしくない」って嫌なこともきちんという。
パソコンが苦手な私に代わって彼が私の仕事をしてくれている時に、中国ドラマを見てたことがあったの。その時に彼から「かおりちゃん、僕かおりちゃんの仕事してるやん、かおりちゃん気にならない? 僕のこと」って聞かれてね。
だから、「ひーくん、それって手伝ってほしいっていう意味で言ってるんやったら、手伝ってほしいって言って」って言うたん。嫌味なんそれって。
そしたら「いや違う、僕やったら、手伝おうか? とかお茶いれようか? とか思うのにかおりちゃん平気でテレビ観てるから、不思議やったから聞いただけ。テレビ観てるってことは、大事な時間を過ごしてないように見える」って。それで私も「この1時間は瞑想タイムぐらい大事だから、仕事じゃないけど、それぐらいの時間なの。」って言ったら「それはわかった」って言ってくれたんだよね。
だから「それはしないでほしい」「もうちょっとこうしてほしい」とかお互いに自分の取り扱い方を相手に伝えるようにしてる。してほしいこと、してほしくないことはちゃんと言う。
前までは「これを言ったら怒るんじゃないか」とか「相手に嫌な気をさせるんじゃないか」と思って言えなくて蓄積していったけど、素直に言ったほうがいいことに気がついたんだよね。
年の差恋愛について家族の反応は
彼氏さんと息子さんは28歳で同じ歳と教えてもらいましたが、息子さんは何か言っていますか?
息子は「ありがたい」って言ってる。9月に東京へ息子が引っ越したんだけど、私は体調を崩していて行けなくて……。「母さん来てほしい」って言われたけどしんどくてて行けなかった時、彼が代わりにお掃除に行ってくれて、なんだか兄のようだった(笑)
三人でご飯行ったりするぐらい仲良しだし、いい関係かな。
ーーYouTubeの編集も息子さんがしてくれてるんですよね?
そうそう! 彼が私に質問するコーナーの時も「これって息子が編集するよな」とか、「母親と彼氏の動画を編集するってどんな思いやろな」って思ったけど、息子は「僕気にしないから!」って(笑)
初めて息子に「同じ年の人とお付き合いするかも」って言った時も「父さんって呼ぶかもしれへんの(笑)」って爆笑してくれた。
息子は、私が幸せになれたらいいなって思ってくれたんだと思う。
ーー他の家族の方の反応はどうでしたか?
彼の親は、ヒルナンデスっていう番組に出た時に年齢を知ってビックリしたみたい
その時に私の息子の写真も出たんだけど、自分の息子と同じ年だから「彼女さんの息子さん同じ年だけど受け入れてくれてるの?」って聞いてくれはったらしくて、いいお義母さんだなと思って嬉しかった。
批判も全然なくて、私は母の日に彼のお義母さんにプレゼントするし、お義母さんは、私より年下だけど、お米とか野菜とか送ってくれてる。
むしろうちの母の方がそんな若い方とお付き合いして、直ぐに振られるんじゃないかと心配してるかな(笑)
まとめ
「年の差だから合わない」のではなく、違いを楽しむこと、その考えがとても素敵だと思いました。
また、たくさんコミュニケーションをとって、お互いの「してほしいこと・してほしくないこと」をきちんと伝えるなど、全てのカップル、夫婦にとっても大切なことですよね。
みなさんもかおりんのモテテクニックや、大事にしている考えをぜひ参考にしてみてください!
Written by KOIGAKU
【34歳差カップル】62歳の年上彼女が明かした出会い、彼と同じ歳の息子の反応とは? | 恋学[Koi-Gaku]
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短くも濃い日々の果てに残ったものは…
30歳差で愛しあった彼が、私に向かって最後に言い放ったひとこと
ニューヨーク・タイムズ(米国
Sharon Dunn
祖母と孫ほどの年齢差がある男性に惹かれた筆者。二人の距離は徐々に縮まり、その関係は分かち難いものになっていく
私は彼の両親より年上
エレベーターから出てきた彼は、そのまま私の人生に踏み込んできた。デザイナーズジーンズに包まれたスラリと長い脚。その笑顔、その髪、そしてその身体──ああ、その身体といったら。
きっかけは、彼の貸し倉庫の広告を見た私が連絡したことだった。本来なら5分で終わる関係だったのに、気づけば8時間に。いや、正確には、その後8ヵ月間を彼と一緒に過ごすことになる
当時の私はトロントを拠点に、ライターとジャーナリストとして活動していた。彼はイランから留学中の医学生。イスラム教徒で、私よりもずっと若かった。その年齢差といったら、ヒュー・ヘフナーと彼のガールフレンドくらい──そしてヒューの立場にいるのは私だ。
私は50代後半で、
彼は20代前半。
夫は何年も前に他界し、
二人の息子たちはすでに独立していた。
いや、もしかしたら興味などなかったのかもしれない。
単に友人や支援者として見ていただけかもしれないし、
お金目当てだったのかもしれない。
それでも、私は彼に惹かれていた。
どうすれば恋愛関係に発展させられるだろう?
こういった駆け引きは
得意分野だったが、
彼から「心から尊敬している」と言われてしまった。
幸先の良いスタートとは言えない。
それは私の望む展開ではなかった
ある日、彼が「一緒に筋トレしないか」と誘ってきたので、
私はイエスと答えた
──ただし、最後に運動したのが1992年だということは伏せておいた。
ジムに着くと、彼が重量挙げをしているあいだ、
私はベンチに横たわって彼の筋肉が波打つ様子を眺めていた。
「シャロン・ダン、筋トレしたくないの?」
「いいの。あなたと一緒にいたいだけ」
そう答えると、彼の表情が和らいだ。
私たちの仲は深まっていった。
彼は私の食器棚をチェックし、砂糖入りのシリアルの箱を取り出して言う。
「シャロン・ダン、こんなジャンクフードを食べちゃだめだよ。
体に悪い。
全部捨てるからね」
「だめ、シュガー・クリスプスは捨てないで!」
「どうしても食べたいなら、砂糖は1日に小さじ1杯だけだよ」と彼は言った。
「あなたはもういい年なんだから、僕の両親みたいに」
その通り。ただ、念のため言っておくと、彼の両親ですら私よりも若い。
彼は甘い言葉で私を気遣い続けてくれたが、ロマンチックなお誘いはどこへやら。
私は心の中で叫びながら、
彼を求め、
望みを叶えるためにあらゆる手を尽くしたが、
何一つうまくいかなかった。
ある日、彼がこう切り出すまでは。
「一緒に下着を買いに行かない?」
ビンゴ
他の妻なんか欲しくないよ」
私たちはカルバン・クラインへ向かったが、
途中でカナダのセクシー系ランジェリー店、
ラ・センザの前を通りかかった。
「この店に寄ってみましょう」と私は誘った。
私たちは商品棚の前に立ち、
彼は女性用パンティを物色しはじめた。
そんな彼の姿に私は胸が熱くなり、
顔を赤らめ、
口ごもり、
女子高生のようにくすくす笑いった。
もう止めようがなかった。
「しーっ」と彼が言う。「やめてよ」
でも手遅れだ。
恥ずかしかったが自分を抑えられずに笑い続けると、彼は
「外で待ってるよ」と言い残して店から出ていった。
外へ出ると、
彼は「ひどいじゃないか。あなたは年上の女性なんだから、
下着を試着して見せてくれたり、
クールに振る舞ってくれると思っていたのに」と
不平を言い、
それからこう付け加えた。「まあ、可愛いかったけどね
ふう、まだすべてを台無しにしたわけじゃない。
私たちはカルバン・クラインに向かい、
するとそれぞれに担当の販売員がついて、
別々の試着室で試着した。
私はサイズが合うかどうかに関わらず、袋いっぱいの買い物をした。
レジで店員の女性が私たちに袋を手渡し、
「お楽しみください」と言ったとき、私たちは二人とも大笑いした。
新しい下着を買ったことで、肉体関係が迫っていることを感じていた。
「でもその前に」と彼は切り出した。
「非公式な結婚をしてもいいかな?」
「え?」
「法的なものじゃないよ。肉体的な関係を持つことを認める一時的な取り決めなんだ。
単にセックスが許されるだけなんだけど、僕自身が心理的に楽になるから
私にとっては初耳だった。
それはイスラム教の結婚の一種で、
一定期間カップルを結びつけるものだという。
「別に問題ないよ」
私たちは結婚式の日取りを決めた。
私は生まれて初めて、裾の長い純白のドレスを着た。
彼はジーンズ姿だった。
二人きりだったので、
鏡の前で誓いを立てることを提案した。
そうすれば出席者が4人に増えるから。
「5人だよ。神様も入れて」と彼。
「それは尊重するわ」
私たちは誓いの言葉を交わした。儀式は誠実で美しいものだった
それから私は言った。
「イスラム教徒は4回結婚できるけど、
妻全員を同等に扱わなければならないって読んだことがあるよ。
私は最初の妻ね。
だから医学部に行くのは正解だよ、
私たち全員の面倒を見られるようになるんだから」
「他の妻なんか欲しくないよ」と彼は笑いながら言って、こう続けた。
「それに
心配しないで、いずれは老人ホームの費用も僕が払うから」
あなたこそが僕の母親が絶賛していた女性だと、彼は言った。
私は断固として、あなたの母親が思い描いていた女性ではないと否定した。
私はイスラム教徒でも、彼と同年代でもなかったのだから。
でも、二人が共有していた感情、魔法のような繋がりが、彼に母親の言葉を思い出させたのかもしれない。
彼は私を頑なに守ってくれた。
あるとき、彼が紳士服店でジャケットを試着していたとき、
店員が私を彼の母親と呼んだことがある。
激怒した彼はジャケットを床に投げつけて店を出て行ったので、
あとを追いかけて声をかけた。
「どうしちゃったの?」
「あの店員は、あなたを僕の母親と呼んで侮辱したんだ」
「むしろ私への褒め言葉だってわからないの?
本当にあなたの祖母になれるくらいの年なのよ」
「じゃあ僕は熟女じゃなくておばあちゃんと付き合ってるんだね」と彼は笑った。
あの頃は何もかもが順調で、
彼は「いまが僕らの人生最高の時だ」と言った。
まったくの同感だ。
私は彼のために健康的な食事を全部手作りして(彼は4時間ごとに食事をした)、
二人でよくベッドで過ごした。
彼はパソコンで勉強し、
自分が勉強に集中できるよう私にゲームをくれた。
私は何時間も
「クレイジーバード」に熱中し、
レベルが上がって行き詰まると彼が助けてくれた。
でも午前1時頃になると、
私たちはベランダに出て夜気を胸いっぱいに吸い込み、
階段を何階分も笑いながら駆け下り、
彼のスポーツカーで走り出したものだった。
どこかの湖の桟橋で語りあい、うたた寝しながら過ごし、
朝の5時頃、
世界の優しい息吹と小鳥のさえずりで目覚めるまでそこにいた。
それからフランズ・レストランで朝食を取り、
午前8時頃に帰宅して
ベッドにもぐりこむ。
私の家は売りに出されていたので、
よく不動産屋が客を連れて内見しようとドアを叩いたが、
チェーンと鍵をかけていたので、私たちは寝室で笑いながらそれを無視した。
激しく情熱的な日々だった
心を抉った言葉の続きは
私をイランに連れて行き、
両親に会わせたい。
彼はそう言った。
イラン? 彼の両親?
「僕の信仰では、年齢なんて関係ない。女性は男性よりずっと年上でもいいんだ。
キリスト教徒やユダヤ教徒とも正式に結婚できるんだよ」
「イランには行けないよ」と私は言った。「公衆の面前であなたにキスして刑務所行きになるのがオチよ。それに、私はジャーナリストで、おしゃべりだし」
「僕の国は美しいよ。山に連れて行ってあげる」と彼は言ったが、
現地の厳しい政治状況が心配だとも口にした。
両親に紹介すると言われたことで、
ようやく現実に引き戻された。
私たちの年齢差はあまりにも大きい。
いったい、何を考えていたのだろう。この若者は私を実家に連れて行きたがっているのだ。
「両親はあなたを気に入るよ」
「いいえ、気に入るはずがない。きっと仰天するでしょうね、それも無理のないことよ」
それから医学部の2年目を終えたあと、
彼はバハマに訪ねてきた。
私がそこで不動産業に就いていたのだ。
だが1ヵ月後、私は
「ここを去って、もっと若い女性を見つけて自分の人生を歩んでほしい」
と彼に告げた。
私が彼のすべてを台無しにする前に。
私は大人としての判断をせざるを得ず、それが辛くてたまらなかった。
彼と別れ、世界の別々の場所に住むようになったあと、
私は彼にメールで尋ねた。
「最終的に、私はあなたにとって何だった?」
彼は一言で返信してきた。
「何でもない」
心が沈んだ。何でもない?
私はこんなにも強い感情を抱いていたのに。
傷つき、
打ちのめされた。
何週間ものあいだ、
そのメールを何度も見返した。
そうしてある日、気づいた。
「何でもない」の後に、
まっすぐ縦に続くピリオドが並んでいる。
スクロールすると、ようやく別の言葉が現れた。
「すべてだ!」
それで思い出した。
彼と一緒にリドリー・スコット監督の
『キングダム・オブ・ヘブン』を観たことを。
ラストシーンで、
オーランド・ブルーム演じる騎士が、
元エジプトのスルタンをモデルにしたサラディンに、
「エルサレムにどんな価値があるんだ?」と尋ねる。
するとサラディンは
「価値など何もない」と答えて去るが、立ち止まり、振り返って言うのだ。「すべてだ」と。
別世界から来て私の人生を揺さぶったこの素晴らしい若者にとって、
私は「すべて」だったのだ。
そして彼もまたあの頃、私にとって「すべて」だった
30歳差で愛しあった彼が、私に向かって最後に言い放ったひとこと | クーリエ・ジャポン