山梨・大月市の山林火災 発生5日目 延焼続く 鎮圧のめど立たず

 

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2月26日に発生した山梨県大月市の山林火災は5日目を迎え、2日も消火活動が行われましたが、鎮圧のめどは立っていません。 火事が起きているのは大月市猿橋町の山林で、今も延焼が続いています。 2日は午前6時から消火活動が再開され、消防など約60人と山梨県や自衛隊などのヘリコプター計7機で消火にあたりました。 鎮圧には至っておらず、これまでに東京ドーム29個分にあたる約135ヘクタールの山林が焼けたということです。 消防庁によりますと、空き家1軒、物置1棟が全焼しましたが、今のところけが人はいません。 消防は、3日も消火活動を行う予定です。

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山梨・大月市の山林火災 発生5日目 延焼続く 鎮圧のめど立たず(UTYテレビ山梨) 

 

 

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規模が大きすぎる」消火活動の最前線は”炎が押し寄せてくる”ような光景…岩手県大船渡市の山火事は鎮圧の目途立たず

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先月26日に発生した岩手県大船渡市の山林火災は、5日目となったきょうも延焼が続いている。鎮圧のめどはまったく立っていない。

 

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山形県をはじめ、隣県、そして北海道や関東の消防本部にも応援要請がなされ、消防が夜を徹して消火活動に当たっている。 しかし、まったく消火が追い付かない。最前線の様子が入ってきた。 

 

これは、TUYが現場にいる関係者から入手した、

 

きょうの午後に撮影された大船渡市のある地区の写真だ。

 

今もなお炎が燃え盛っている。 

ベルト状に炎が連なり、襲い掛かって来るような光景。油断していると包囲され、とても危険な状況だ。 

 

道路のすぐそばまで迫る炎。風があることもあって、なかなか消えないのだという。 現場で消火作業にあたる関係者は、「(火を)消して、燃え止まりを作るの繰り返しです」と話す。 どうしようもない中でも、できることをする。しかしこれだけ火が回っていると消火はかなり難しい。 

 

関係者は「この辺は地上隊が入り切れていないところ」と続ける。

 

「山ですし、なかなか入りきれないところが残っている」 車が入れない、ホースを伸ばしても届かない、人がすぐには入れない・・・今回の山林火災は、そんな場所が燃えているのだ。

 

 

 

 ■なぜ火が消えないのか

 

 なぜこれほど火は消えないのか。

 

それは、去年山形県で起きた山火事の現場取材にヒントがある。以前のTUYの記事をご紹介したい。 そして加えて伝えたいのが、専門家が「山林火災に自然発火はまずない」と話していること。大船渡市の山火事がそうかはわからないが、多くの場合、山火事は人による「火の不始末」が原因なのだ。 私たちはそれを心に刻まねばならない。

 

 

 ■去年5月9日の記事にヒントが

 

 山形県南陽市の山火事は、発生から6日目で火は延焼が拡大する危険性がない「鎮圧状態」となり、住民への避難指示も解除されていますが、鎮火には至っていません。 取材を進めると、延焼の拡大や鎮火に時間がかかる原因に、山特有の理由が見えてきました

 

 

 

この山火事は、今月4日に南陽市宮内の秋葉山で発生したもので、火は、おととい、 延焼が拡大する危険性がない「鎮圧状態」となり、住民への避難指示も解除されました。 しかし、鎮火には至らず、出火から6日目のきょうも、消防署員など20人ほどが 消火活動を行いました。 今回の山火事で焼けた面積は137ヘクタールにのぼり、県内で過去10年に起きた林野火災で最大の規模となっています。 これほどまでに燃え広がった原因のひとつとして考えられるのが「土」です。

 

 

 ■「土」が延焼の原因に? 

 

松浦亜実 記者「こちら秋葉山のふもとです。土を触ってみますと、すごくさらさらとしていて風が吹くと飛んでいってしまいそうです」 消防によると、この山の土の多くが、枯れ葉や落ち葉でできています。そのため燃えやすく、燃えた土が風で舞ったことで、広い範囲に燃え広がったと考えられるということです。 さらに、鎮火まで時間がかかっている原因も、この土にありました。

 

 

 ■腐植土(腐葉土)の「層」が燃えている

 

 消防署員「腐植土といって、落ちた葉っぱが土になる過程の中で何枚も積み重なっている。その間が燃えている。下の方が燃えているので掘ってから水をかけるのが効果的かなと」 南陽消防署 杉原利彦 署長「最初煙が上がらなくても、掘ってみると煙があがる。目に見えないところをひとつひとつ手探りのような状況でいま活動しているので、本当に時間がかかっている」 このほか、広範囲に及ぶ山であることや、人が立ち入ることが難しい場所が多いことなども鎮火に時間がかかっている原因だといいます。 きのうまでに、延焼範囲のおよそ7割が鎮火しているということですが、きょうも完全な鎮火には至らず、あすも消火活動が行われる予定です。 ※以前の記事、画像を再編集しています 

 

 

 

■大船渡市の今は

 

 JNNの取材では、先月26日に大船渡市赤崎町の山林で発生した火災は、昨日に比べ焼失面積が400ヘクタール増え、およそ1800ヘクタールに拡大しているという。

きょうは消火活動にヘリコプター17機が出動し、地上からも消火活動を行っているが、鎮圧・鎮火の目途は立っていない。 大船渡市は1896世帯、4596人への避難指示を継続している。

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「規模が大きすぎる」消火活動の最前線は”炎が押し寄せてくる”ような光景…岩手県大船渡市の山火事は鎮圧の目途立たず(テレビユー山形