ロシアは全土占領可能」 トランプ氏、侵攻責任認めず

【ワシントン共同】
トランプ米大統領は21日放送のラジオ番組のインタビューで、
ロシアのウクライナ侵攻について
プーチン大統領の責任を認めなかった上、
プーチン氏が望めばウクライナの
「全土を占領できるだろう」と述べた。
ウクライナのゼレンスキー大統領が和平交渉を
「難しくしている」と批判し、
希少な鉱物資源の米国への供与を改めて迫った。
【写真】ロシアが核攻撃に踏み切ったらアメリカはどこに報復するか? 米政権内で行われていた机上演習の衝撃的な中身
ゼレンスキー氏には和平交渉のカードがないとし、
同氏の交渉参加は
「正直言ってそれほど重要ではない」と主張。
24日で侵攻3年となるのを前に、
ロシア寄りの姿勢を鮮明にした。
ウクライナ批判を先鋭化させており、反発が広がりそうだ。
ロイター通信は21日、
トランプ政権が
ウクライナに対し、
鉱物資源供与に合意しなければ
ウクライナ軍が通信に使う米衛星インターネット接続サービス
「スターリンク」を遮断する可能性がある
と警告したと報じた。
トランプ氏は
「ロシアが攻撃した」としたが、
侵攻の責任がプーチン氏にあるとの論調には
「うんざりしている」と憤った