「日本のゲレンデでは、瞑想的体験が待っている」
ニセコだけじゃない! 米紙おすすめ、世界を魅了する「日本のスキー場」6選

ニューヨーク・タイムズ(米国)ほか
Text by COURRiER Japon
世界中のスキー、スノーボード愛好家たちにとって憧れの地となった
日本。
毎シーズン、
「日本で行くべきスキー場」が多くのメディアで発表される。
今シーズンも2024年秋頃から、
英「タイムズ」紙や
「タイムアウト」誌などが
それぞれの視点で日本のイチオシスキーリゾートを紹介してきた。
海外のスキーヤーやスノーボーダーを
惹きつける最大の要因は、
雪質にある。
サラサラと軽い日本のパウダースノーを表すため、
「Japan」と「
Powder snow」を組み合わせて「Japow(ジャパウ)」という
造語も作られるほどだ。
もう一つの魅力は、
安さだろう。
たとえば、
米国ではスキーに1日平均165ドル(約2万5000円)かかるのに対し、
ニセコでは65ドル(約1万円)で済むのだという。
そんななか、毎年
「今年行くべき世界の52ヵ所」を発表し、
世界中の旅行客から注目を集める
米「ニューヨーク・タイムズ」紙が、
日本全国に500以上あるスキー場のなかから、
日本でのスキー初心者におすすめの
スキーリゾートを6ヵ所紹介している。
同紙はその記事のなかで、日本でのスキーについて、こう説明する。
「日本のゲレンデでは、瞑想的な体験が待っている。
ここでスキーをすること、それはほとんど敬虔なことなのだ」
メジャーどころから、
まだあまり知られていない場所まで、
ニューヨーク・タイムズが読者に
勧めた6つのスキー場を紹介しよう
1. ニセコユナイテッド
国際共通シーズン券「Ikon Pass(アイコンパス)」が使えることから、
米国人スキーヤーに人気。
ニセコアンヌプリ山の麓にある4つのスキー場にまたがる
ニセコユナイテッドでは、
リフトやゴンドラで山頂まで上がったら、
広大なボウル地形や
長い直線コース、
森の中を颯爽と駆け抜けよう。
ニセコには羊蹄山へのガイド付きスキーツアーもある。
2. サッポロテイネ
活気溢れる札幌市街を見下ろすスキー場、サッポロテイネ。都会的な体験と世界随一のパウダースノーが融合したユニークなゲレンデだ。ニセコよりもアットホームで親しみやすい雰囲気。変化に富んだコースからは、眼下に広がる街並みだけでなく、海岸線まで一望できる